自動車保険に加入するとなればその会社が、口コミが悪い評判が多ければ自然に候補から遠のいてしまうのも自然な心理ではあるでしょう。
本記事では2018年ランキング下位の自動車保険会社の悪い口コミだけをピックアップして紹介しますが、口コミというのは人を介する以上100％の真実とは限りません。
口コミはあくまで保険を選ぶ参考程度にとどめ、決して盲信しない様ご留意下さい。
ランキング下位の自動車保険で口コミ悪い評判の会社を紹介する前に…
とはいえ『ランキングサイトで何年間も下位に並ぶ保険会社』は火のない所に煙は立たぬと昔から言われているとおり、何らかの評価が低い原因があるでしょう。
『保険料が極端に安い会社』は保険料が安い代わりに人的コストの過剰な削減や、保険料の出し渋り等のリスクがあります。
『保険料が高くてもそれに見合った対応がなされない会社』は言うまでもなく悪い評価を得るでしょう。
逆に評価の高い保険会社でも『必ず手厚いサポートを受けられるとは限らない』のも事実です。
これは代理店型、ダイレクト型(通販型)とも変わらず数多くの担当者を雇っていれば運悪く利用者に寄り添うことのない『ハズレの担当者』にあたる可能性もあるからです。
『ハズレ担当者』にあたってしまえば、いくら会社自体の評価は高くても、事故処理や連絡のやりとりはもちろん肝心の補償内容に不満が残ってしまい、それらが悪い口コミとして広がってしまうことも充分にあり得ます。
それを留意の上で、以下各社口コミをご参考下さい。
自動車保険で口コミ悪い評判の会社ワースト1の紹介と筆者私感
代理店型1位 あいおいニッセイ同和損害保険
「顧客対応専門窓口がなかった頃に、適切な窓口を教えてもらえずぞんざいな対応をされた、代理店の対応も悪かった」「担当する人間によって当たり外れが大きい」
補償内容云々よりも担当する人間に関しての悪い口コミが多い様に感じました。
合併前からも社員教育に関する疑問の声があったので、合併後もそれらを引きずっている可能性もありそうです。
ダイレクト型1位 そんぽ24損害保険
「コールセンターの対応を含め、事故対応時に不満が残る」「ダイレクト型にしては保険料が高い、細分化させ必要最小限にすることで安くもできるが適用範囲が小さくなりすぎて実用的ではない」「受取額・支払いスピードに問題がある」「加入・更新手続きが面倒である」
などの口コミが見られました。
一応大手との連携ができる保険会社ではあるものの、他社に比べると歴史が短くノウハウが無いため事故対応時を含めた連携が上手くいかない場合がある様に思えますね。
自動車保険で口コミ悪い評判の会社ワースト2の紹介と筆者私感
代理店型2位 共栄火災海上保険
「被害者側だったが運転者自身が過失を認めていたのにもかかわらず、共栄火災の担当者が発言を翻した」「車修理の見積もりを送って欲しいと言われるまで2ヶ月かかった」
など被害者側から見た悪い口コミが見られましたが、そもそも共栄火災海上保険自体の口コミが少なく保険会社としての評価は悪くないので、数少ない悪評が一人歩きをしている様に思えました。
ランキングでは下から2位に甘んじていますが、それは口コミを含む評価サンプル数が少ないことが原因で、保険会社としては割と優秀な様に思えます。
ダイレクト型2位 SBI損害保険
「事故対応が悪い」「調査・認定結果の評価が渋い」
事故対応時の悪評は多いのですが、逆に保険料はダイレクト型でもトップクラスに安く補償内容や特約、ロードサービスなどの付帯内容は悪くないので価格.comなど一般利用者による保険料や総合満足度などではTOP3に入ることも珍しくありません。
価格の安さで他の欠点を許容するか、自賠責でまかなえない分の最低限(対人対物無制限＋α)の保険だけ掛けておく等、やりかたによっては悪くない選択肢の様に思えます。
自動車保険で口コミ悪い評判の会社ワースト3の紹介と筆者私感
代理店型3位◆損保ジャパン日本興亜
「支払いに関して出し渋りされたことがある」「100％相手側に過失があり、車が全損しているにもかかわらず10万円しか払わないと言われた」「被害者側だが折り返し連絡するといってなかなか連絡をくれなかった」
全体としては補償や補償金の出し渋りに関する悪い口コミが多いようです。
ダイレクト型で子会社の『そんぽ24』と似た様な悪評が多く、系列会社で似た様な評価指導がなされているのかもしれません。
ダイレクト型3位◆三井ダイレクト損害保険
「事故対応が悪い」「安い代わりに相手保険会社の言いなりになってしまうのか頼りない」「トラブル時のフリーダイヤルが長時間繋がらなかった」
などの悪い口コミがあるものの、その数自体は他社に比べるとあまり多くはないようです。
値段が安い分人件費が抑えられ、その結果対応に漏れが生じてしまっているという可能性が高そうです。
自動車保険で口コミ悪い評判の会社ワースト4の紹介と筆者私感
代理店型4位◆三井住友海上火災保険
「被害者側で連絡が事故当日のみで数週間音信不通だった」「事故対応後の処理が遅い」
「過失10：0の被害者にもかかわらず治療中でも不払い通告をしてくる」
三井住友海上火災保険の場合、被害者側からの悪い口コミが散見されました。
基本的に10:0の場合保険会社が介入することは無く、それでもなお被害者側に保障面で渋い対応を取るというやり方は加害者側になった場合の交渉時は頼もしいとも取れます。
実際に加害者側からの評価は高いものが多いので、『値段の高さ＝交渉力の高さ＆補償の厚さ』という事に納得できるのであれば保険料に応じた分の価値はあるでしょう。
ダイレクト型4位◆セコム損害保険
「ダイレクト系他社に比べると加入が不便」「セコム安心マイカーのWEBサイトから簡単に見積もりや概算を取ることができず、一度必ず見積もり申請しないと実際の保険料が分からない」「補償内容に大きなメリットが無い」
ダイレクト系保険会社にもかかわらずダイレクト系特有のメリット(簡便さ)が生かし切れていない点などが悪い口コミの大半となっているようです。
それ以外の点では悪評らしい悪評は無く、セコムの警備員が駆けつけてくれる特約もあるので安心感が欲しいのであればそれほど悪い選択肢ではないのかもしれません。
ちなみにセコムの警備員さんが直接事故対応をしてくれる訳ではなく、パニックになった当事者達へのアドバイスや適切な処理への誘導などをしてくれるだけの様です。
自動車保険の口コミは良いものや悪いものだけで判断しない
本記事ではランキング下位の自動車保険会社の悪い口コミ、悪評などをネット上で収集し保険会社名と併せて紹介いたしましたが、口コミは良いものも悪いものも投稿者の誤解や解釈の間違いで誤った情報が投稿される場合も少なくありません。
自動車の任意保険へ加入する際は、良い口コミ、悪い口コミだけで判断せず価格や補償内容など総合的に判断して加入することを強くおすすめします。