セゾンカード会員のチューリッヒ保険の500円プランについて紹介をします。
セゾンカードの会員になっていると、時々チューリッヒ保険が提供する「フリーケアプログラム」という保険の案内があります。
無料で保険に加入できるサービスですが、同時にその案内には500円で加入できる追加保障のプランも含まれています。
セゾンカードから届くチューリッヒ保険の500円プランを含んだフリーケアプログラム
セゾンカードから届くチューリッヒ保険のフリーケアプログラムはその名の通り、無料で加入できる保険です。
この保険に加入すると、5日以上の入院をした場合に、一時金として3万円を受取ることができ、その保障が3年続きます。
ただし、あくまでも交通事故(乗り物の火災、駅構内での事故を含む)による損害のみに対応しているプランであり、その他の損害については一切の補償がありません。
そうは言え、無料の保険としては納得できます。
フリーケアプログラムはチューリッヒの独特なプランとなっています。
ただ、狙いは一緒に案内されている、500円の追加プランであることに違いはありません。
セゾンカードから届くチューリッヒ保険の500円プランの内容
追加プランは500円を支払う分、保障内容が大幅に拡充されます。
基本的に、交通事故傷害保険に変わりはありませんが、追加で賠償責任保険として1億円の保障を受けられます。
従って、被保険者が損害賠償の責任を負った場合、保険金が下ります。
500円の追加プランにおける交通事故の保障については、入院保険金として1日5,500円、手術保険金としても5万5,000円が支払われます。
さらに、無料プランとは違い、交通事故以外の偶然の事故によるケガの全てが補償されます。
ただし、ベースが交通事故傷害保険であるため、病気に対する保障は一切ありません。
セゾンカードから届くチューリッヒ保険の500円プランの賠償責任保険
500円の追加プランでは何と言っても目を引くのが、賠償責任保険です。
最高1億円の保障が付いています。
賠償責任の例としては、以下などがあります。
- 自転車に乗っている時に、歩行者とぶつかって怪我をさせた。
- 子どもが友人の家で遊んでいて、テレビを壊した。
- 飼っている犬が他人に噛みついてケガをさせた。
- 買い物をしている最中に、お店のショーケースを割ってしまった。
- 排水管から水漏れして、階下の住居の廊下を水浸しにした。
- 子ども同士で遊んでいて、友人に怪我をさせた。
賠償責任保険だけ見ると他に安い保険料のものもありますが、ケガの補償も得られるため、お得な保険料と言えます。
セゾンカードから届くチューリッヒ保険が500円プランを提供できる理由
チューリッヒ保険の500円プランは安い上に充実した保障があるため、却って裏がありそうで不安になります。
実は、安い理由はチューリッヒがほとんど営業を行っておらず、宣伝費などの販促費や営業マンへの人件費を掛けていないからです。
つまり、セゾンカードが代理店となって自社の会員に対して保険の案内をしています。
従って、チューリッヒは保険の販売において経費を稼ぐ必要がなく、保険料と保険金のバランスだけ見ることで済みます。
また、セゾンガードという膨大な数の会員に対する宣伝効果も得られ、個人情報も入手できます。
また、セゾンカードも保険に加入してもらうことで、カードの解約を防ぐ効果を得られます。
重複する可能性のあるセゾンカードから届くチューリッヒ保険の500円プラン
実は、既存の加入している自動車保険や火災保険にはチューリッヒ保険の500円プランと同様な保障内容が、特約の中に含まれている可能性があります。
また、近年発売されるようになった自転車保険は保障内容が500円プランとほとんど変わりません。
従って、既存の保険の保障内容を確認せずに500円プランに加入すると、保障が重複する可能性があります。
損害保険というのは実際の損害分しか補償されません。
従って、複数の保険に加入していても、全ての保険から保険金が必ず支払われるわけではありません。
追加プランに加入する場合は保険料が無駄にならないように、注意が必要です。
セゾンカードから届くチューリッヒ保険の500円プランへの加入
交通事故傷害保険と同様な保険に一切加入していないのであれば、チューリッヒ保険の500円プランは有効な保険になります。
500円を追加しただけで、交通事故以外の偶然の事故でも医療費などを補償してもらえます。
しかも、他人に損害を与えたことで損害賠償の責任を負った場合には、その賠償金を保険から賄うことができます。