自動車保険の使用目的で嘘をついてしまった場合、あるいは結果的にそうなった場合は、もしも事故を起こした時に補償されるかどうか気になりますよね。
そこで自動車保険の使用目的についてこれから詳しく掘り下げてみます。
自動車保険の使用目的の嘘に関連する業務使用とは
自動車保険の使用目的には、主に3つの区分が存在します。
そのうちの1つが、自動車を仕事で使う場合の業務使用です。
業務使用とは、具体的に年間で月に15日以上ほどのペースで仕事を理由に自動車に乗る場合のことを指します。
この業務使用は、他の2つと比べて保険料が高くなりやすいです。
業務中ずっと使用することもあるわけですから、その分保険料が高くなるのは何らおかしいことではありません。
事故に遭遇する可能性がどうしても高まってしまいますので、その分保険料も高くなります。
使用目的の中で最も高い保険料なのが、業務使用によるものです。
自動車保険の使用目的の嘘に関連する通勤通学使用とは
業務使用の次に保険料が高くなるしよう区分は、通勤通学使用です。
通勤通学使用は、年間で月に15日以上ほどのペースで通勤や通学を理由に自動車に乗る場合のことを指します。
公共交通機関が整備されていなくてマイカーがないと通勤できないような地域に住んでいる人の場合の使用目的は、通勤通学使用になりやすいです。
また通学の場合は学校への送迎だったり、最寄り駅までの送迎等も基本的に含みます。
そうした送迎目的で自動車を使用する人も、世の中には少なからずいます。
そのような場合の使用目的は、通勤通学使用になります。
通勤や通学の関係で自動車を主に使用する場合はこれです。
自動車保険の使用目的の嘘に関連する日常レジャー使用とは
業務使用や通勤通学使用に該当しない使用目的が、日常レジャー使用です。
日常レジャー使用は、買い物だったり、休日のお出かけだったりなどで自動車を使用しているパターンです。
日常レジャー使用は自動車に乗る頻度が必然的にそれほど多くなりませんので、保険料はその分安くなりやすいです。
また3つの使用目的すべてに共通することですが、もしも自動車の使用目的を変更したい場合は、その旨をしっかり申告しないといけません。
使用目的によって保険料が変わるのですから、変わる場合は申告しないと正しい契約にならないです。
ですから使用目的が変わる時は注意が必要です。
自動車保険の使用目的が結果的に嘘になった場合の補償
たとえば日常レジャー使用の使用目的で自動車保険を契約している人がたまたま1日だけの仕事のために自動車を使用して事故に遭遇したら、使用目的が結果的に嘘になってしまいます。
このパターンは補償されないのではないかと心配になってしまいますが、1日だけの仕事のためなら一般的には補償されます。
先に挙げた通り、通勤通学の条件は年間で月に15日以上ほどのペースで通勤通学を理由に自動車に乗る場合のことを指します。
ですからたった1日だけの仕事のためなら、日常レジャー使用の使用目的でも補償されます。
大切なのは、申告している使用目的と使用状況が異なっていないかどうかです。
自動車保険の使用目的が明らかに嘘の場合の補償
では日常レジャー使用の人がほぼ毎日のように仕事で自動車を使用して起こした事故はどうなるのかというと、この場合は補償されない可能性が高くなってしまいます。
なぜなら日常レジャー使用ではなく、明らかに業務使用で自動車を使用しているからです。
もしも業務使用で申告していれば補償されるのですが、使用目的が日常レジャー使用になっていると残念ながら補償されないです。
申告している使用目的と実際の使用状況が著しく異なっていれば、契約的におかしくなってしまいます。
ですから使用目的は正しく申告しないといけないですし、変更があれば都度手続きを行う必要があります。
自動車保険の使用目的は嘘がないようにする
自動車保険の使用目的は、嘘がないようにするのが大前提です。
自動車の使用目的は1つだけに厳密に決まっているわけではないですが、主な使用目的が何なのかははっきりさせておかないといけません。
それによって保険料が変わってきますから、よく考えたうえで申告しないといけないです。
明らかな嘘があると事故の時補償されない可能性がありますし、よく注意しないといけないです。