学資保険のなかでも安心で安全なものが良いという方には、農協(JA共済)の学資保険こども共済と郵便局(かんぽ生命)の学資保険がおすすめです。
ではどちらがいいのかと迷われる方のために、今回はこの2つの特徴をご紹介していきます。
学資保険で農協と郵便局の保険|農協(JA共済)の学資保険こども共済の特徴
JAのこども共済は、受取時期は、中学、高校、大学の進学時期合わせて選べて、75歳まで保障期間を伸ばすことができ、高い貯蓄性と保障率が人気です。
ご契約者の親御さんがもしものことがあっても、その後の共済掛金は免除されるので支払う必要がありません。
お子様がゼロ歳で加入して18歳で支払いを開始した場合、18歳から1年ごとに60万円ずつ受け取れ、22歳の応当日(満期日)まで5回にわたり受けとれる合計は300万円となり、さらに割戻金が受け取れます。
合計の保険金の受け取りの返礼率は、108.6%と大変高いのが人気の秘訣です。
こちらは、貯蓄のつもりでかけておくとよいと考えられます。
学資保険で農協と郵便局の保険|農協(JA共済)の学資保険こども共済のメリット
農協(JA共済)の学資保険こども共済の一番の人気の理由は、返戻金が高いということに加えて、配当金制度があるので、プラスアルファのお金を受け取ることができます。
配当金は年度によって率が違ってくるので、一概にいくらと言い切ることはできないのですが、最も率が良い時だと、最終的に120%~130%になったこともあり、タイミングがよければかなりの増加率となります。
おそらく受取り額ではこの学資保険が一番良いのではないかとも言われています。
ただし、年によってはほとんど出ない場合もあるので、確かなことではありません。
学資保険で農協と郵便局の保険|農協(JA共済)の学資保険こども共済のデメリット
農協(JA共済)の学資保険こども共済のデメリットもあります。
それは、共済金(保険金)が5回に分けて支払われるので、タイミングによっては入学に間に合わないし、入学に必要なお金を全てカバーしきることはできません。
そのため、これとは別にある程度の預貯金が必要となります。
二つ目は、JAの組合員とならないといけません。
出資組合ですので、1口3000円支払って組合の出資者とならないと組合員になれません。
そして、万が一は、組織の破綻などのリスクもないわけではないのです。
とはいうものの、これまでの歴史から考えて、それほど可能性は高くないので、一切保険金が支払われないということはまずないでしょう。
学資保険で農協と郵便局の保険|郵便局(かんぽ生命)の学資保険の特徴
かんぽ生命の学資保険も、安心と安全が担保された学資保険で、保障型、貯蓄重視型の双方の点で良い保険です。
医療保障もついているので、保障期間中の怪我や病気にも備えることができます。
受け取り時期も自由に設定できるので、小学校、中学校、高校、大学の入学時までサポートすることができます。
受け取り年齢が21歳の場合、保険料払込期間は12年で、月額7000円程度となっているので、保険料金が低いのもよいところです。
大学入学から卒業までの4年間受取ができる設定にすることも出来るので、長い期間保障が続くのもメリットです。
そして、未払いや倒産など、民間の保険会社ですとそういったリスクもつきものですが、かんぽはそういう心配が少ないのも良いところです。
学資保険で農協と郵便局の保険|郵便局(かんぽ生命)の学資保険のメリットとデメリット
かんぽ生命の学資保険の一番のメリットはなんといっても貯蓄性の高さです。
解約返戻金の範囲内で貸し付けを受けることもできるので、もしどうしても学資保険で入学に必要なお金がカバーしきれない時は、お金を借りることができます。
金利は付きますが、他者で借り入れることを考えるとかなりお得に資金を用立てることができます。
デメリットとしては、返礼率はそれほど高くありません。
そして中途解約をした場合は、解約控除という違約金のようなものが発生するので、満額戻らないと考えておいた方がいいでしょう。
特に早い時期に解約してしまうとかなり目減りするので、計画的に加入しないと危険です。
学資保険で農協と郵便局の保険|あなたは郵便局とJAのどっちの学資保険派ですか?
このように、郵便局とJAの学資保険は、それぞれの特徴があることがおわかりいただけたと思います。
掛け金ややや高いけど、しっかり受け取れて、大学在学中受け取り続けることができるJAが良いか、受取り金額はそれほど高くないけど、期間中しっかり保障があり、安心、安全性を重視したかんぽの学資保険がよいか。
それぞれお好みによって選んでいきましょう。