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学資保険の全期前納の比較解説

学資保険 全期前納 比較 サムネイル

学資保険を全期前納で保険料を納めた場合で比較すると、保険料がお得になり万が一の際のリスクも少なくなります。

保険料を全額一括払いする全期前納について、同じく一括払いの方法である一時払いと比較して、両者の違いやメリット・デメリットを解説していきます。

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学資保険の全期前納の比較|全期前納と一時払いがある

学資保険保険料は毎月・毎年支払っていく方法以外に、全額一括での支払い可能です。

保険料全額を一括で支払うと、保険料が割引されて少なくなるメリットがあります。

同じ保険金額を受け取るなら、当然保険料が少ない方がお得です。

返戻率が良い保険には一括払いをすると、支払った保険料より10%ほど多く保険金受け取れる商品もあります。

手元の資金に余裕があるなら、ぜひ前払いを検討したいところです。

このお得な一括払いには「全期前納」と「一括払い」の2つの方法があります。

学資保険 全期前納 比較 全期前納と一時払いがある

両方とも総保険料をすべて前払いする方法ですが、支払った保険料の扱われ方に違いがあります。

学資保険の全期前納の比較|保険料の扱いが異なる

全期前納を理解するポイントは、全期前納では保険料を「預けているだけ」ということです。

全期前納も一時払いも、総保険料を一括で納める点は同じです。

しかし保険会社がどのように保険料を扱うかが次のように変わります。

全期前納では契約者が納めた保険料は、保険会社の「預かり」となります。

学資保険 全期前納 比較 保険料の扱いが異なる

毎月や毎年の支払日になると、保険会社が契約者の代わりに保険料に充当していきます。

一時払いでは契約者が納めた保険料は、保険会社への「支払い」となります。

つまり納めた時点で全額保険料として扱われます。

この「預ける」か「支払う」かの違いで、受けられるメリット異なってきます。

学資保険の全期前納の比較|メリット①払込免除

全期前納で保険料を支払う一番のメリットは、「払込免除」の制度が適用される点です。

学資保険 全期前納 比較 払込免除

「払込免除」とは契約者である親が死亡した場合に、今後の保険料を支払わなくても子供が満額の学資保険を受け取れる制度です。

全期前納では保険料はすでに納めていますが、これは預けているだけです。

つまり保険料として充当されていない部分は、免除されて返ってくるのです。

ところが一時払いでは払った時点で保険料として扱われているため、免除する今後の保険料がありません。

万が一の場合を考えると保険料が返還される全期前納は、一時払い比べリスク低いというメリットがあります。

学資保険の全期前納の比較|メリット②生命保険料控除

全期前納では、生命保険料控除毎年受けられるメリットもあります。

年末調整で生命保険料控除を行うと支払った所得税一部返ってきますが、学資保険もこれに当てはまります。

ただし単年で控除できる額には限界があります。

学資保険 全期前納 比較 生命保険料控除

全期前納は保険料を預けて毎月・毎年支払っていくので、生命保険料控除も毎年行うことになり控除額の上限を超える可能性は低くなります。

しかし一時払いでは保険料は全額支払い済みとなるので、支払った年にのみ生命保険料控除を行います。

この場合は、ほぼ間違いなく控除額の上限を超えてしまいます。

全期前納で納める方が、保険料控除を最大限受けられる点でお得です。

学資保険の全期前納の比較|デメリット割引率

全期前納が一時払いに比べデメリットを感じる点は、支払う保険料割引率低くなる点です。

学資保険 全期前納 比較 割引率

保険料は先払い金額が多ければ多いほど割引されます

保険会社は先払いしてもらえれば保険料回収のリスクが減り、また多くの金額を運用に回せるためです。

同じ保険金額を受け取るのなら、支払った保険料が少ないほど利回りが良くお得です。

しかし全期前納は一時払いよりは保険料の割引率は低くなります。

「全期前納」の保険料は「預けている状態なので、運用には回せないからです。

それでも毎月や毎年の払い込みと比べると、全期前納の割引率は高くなります。

一時払いは払込免除や生命保険料控除が受けられない点を考慮すると、全期前納の方がリスクは少なくなります。

学資保険は全期前納や一時払いを比較検討しよう

学資保険の保険料を一括納める方法には、全期前納一時払いがあります。

どちらも保険料が割引されますが、割引率は一時払いの方が高くなります。

しかし全期前納では払込免除毎年生命保険料控除受けられるなどメリット多くあります。

学資保険 全期前納 比較 比較検討しよう

万が一の場合のリスクと支払う保険料の金額をよく検討して、自分に合った学資保険の支払い方法を選びましょう。