学資保険は発達障害のお子さんを対象に加入することは難しいと言われています。
理由は学資保険の告知義務に発達障害が記載されているためです。
しかし条件次第では発達障害のお子さんでも学資保険に加入することができます。
銀行に預けるより利率が良く、税の控除も受けられる学資保険。
この記事には、お子さんが発達障害でも学資保険を利用してお得に学費を確保するために必要な知識が満載ですから是非一読ください。
学資保険の発達障害のお子さんの事情
発達障害のお子さんでも進学と共に学費が嵩んでいくのは変わりません。
中学高校入学時に給付金が支払われる学資保険に入って少しでも備えたいところです 。
ですが学資保険の中には契約前にお子さんが自閉症などの発達障害であると診断されていると加入できないものがあります。
その場合、お子さんの健康が万全であっても発達障害で病院の診察を受けているというだけで学資保険に加入できなくるのです。
ただし、全ての学資保険が発達障害のお子さんを無条件で謝絶するわけではありません。
条件付きなら入れるものから、一般的な学資保険と同様に使えて発達障害のお子さんでも問題無いものまであります。
発達障害のお子さんでも入れる学資保険を知る前に、一般の学資保険に加入してから発達障害が発覚した場合にどうなるのか確認しておきましょう。
学資保険加入後に発達障害が発覚した場合は契約解除される?
学資保険の中には返戻率が108%と高く設定されているものがあり、自分で貯蓄するのが苦手な方なら是非とも活用したい保険のひとつです。
しかしお子さんが発達障害だと分かっていると、それを契約の際に告知しなくてはいけません。
保険特有の告知義務という仕組みで、保険契約者どうしが公平に保険金を負担するためのものです。
そのため、お子さんの体自体は健康で何も問題ない場合でも、加入を希望する学資保険の告知義務対象に発達障害が含まれている場合は知らせる必要があります。
これを無視すると後で告知義務違反となり強制的に契約を解除されます。
一度告知義務違反となれば加入が難しくなる保険が増えますし、発達障害を隠して学資保険に加入するのは控えるべきです。
学資保険で発達障害の子が拒否されるケース
子供の発達障害を隠して契約しても事実が発覚すれば強制的に契約解除となることが分かりました。
それでは正直に子供が発達障害であると告知したらどうなるのでしょうか?
加入したい学資保険に医療保障や死亡保障が付帯している場合、お子さんが発達障害であることを告知するとまず間違いなく謝絶されます。
しかし、障害が軽度であれば話し合いで保険料の割増などの条件を付けることで加入できる場合もあるようです。
一方、希望する学資保険に何も付帯する保障が無い場合は告知義務に発達障害が含まれていないケースがありますから、その場合はお子さんの発達障害を告知する必要はありません。
多くの場合、審査も問題なく通過するでしょう。
学資保険で発達障害の子が謝絶されない方法
お子さんの発達障害が告知義務になっている学資保険であっても、契約時点で発達障害が確認されていない場合は発達障害を告知する必要はありません。
この保険契約の性質を利用して、お子さんに発達障害の疑いがあってもあえて診察を受けさせない、もしくは発達障害の疑いが出てくる年齢になる前、つまり0歳の時点で学資保険に加入してしまう対処方法があります。
0歳で契約してしまえば、その後に発達障害と診断されても契約済みの学資保険を継続して利用することができます。
もちろん保証内容も変わりません。
学資保険は早く入るほど月の保険料が安くなりますから、是非0歳で早期に契約しましょう。
学資保険で発達障害の子でも確実に入れるのは?
学資保険は0歳から入るのが理想的ですが、子供が発達障害だと診断された後でも確実に入れる保険があれば知っておきたいでしょう。
雑誌で取り上げられるのは好条件の人気ナンバーワン学資保険です。
これらは必ずと言っていいほど告知義務に発達障害が記載されています。
残念ですが、このような保険にお子さんが発達障害だと発覚した後で加入することは難しいです。
しかし学資保険にはお子さんが発達障害だと判明した後でも加入できるものがあります。
「医療保障」と契約者が死亡や障害を負った際に支払いが免除される「免除特約」が付帯されていない学資保険であればお子さんが障害を持っていても問題無く加入できます。
学資保険で発達障害を持つお子さんでも入るにはリスクがある
発達障害だと診断された後でも加入できる学資保険があると分かり安心した方も多いと思います。
しかし手放しに喜べるわけではありません。
発達障害のお子さんでも入れる学資保険には免除特約を付けられません。
契約者に万が一のことがあった場合に契約解除となるので、当然その後は給付を受けることができません。
加入中に受けていた税の控除も適用されなくなります。
学資保険に加入する多くの方が免除特約を付加させているのは、そういったリスクを回避するためです。
免除特約なしで学資保険に入る場合は、そのリスクを十分に考慮してから加入してください。