自動車保険の結婚と配偶者について、結婚が決まると何かとややこしい手続きに目が回るものです。
そして、忘れてはいけないのが、自動車保険の見直しです。
忘れてしまうと、事故を起こしてしまった時に補償が受けられないという事態も起こり得ます。
今回は、結婚する際の自動車保険の見直しポイントにフォーカスしてみましょう。
自動車保険における結婚する際の配偶者間の手続き|ポイント
結婚が決まったら自動車保険の見直しを必ずしましょう。
入籍の前から確認、手続きするようにしてください。
ちなみに内縁の妻の場合も同様です。
手続きを忘れると事故を起こした際、補償が受けられない可能性があります。
手続きの中でも、忘れてはいけないポイントは、名義変更、等級の引き継ぎ、運転者限定条件の変更、年齢条件の変更です。
はじめにお伝えしたように入籍前でなければいけない手続きがあります。
等級の引き継ぎに関する手続きです。
例えば同居していた家族から自動車ごと引き継ぐ場合、新居に引っ越してからだと等級を引き継ぐことはできません。
後で詳しくご説明させていただきますが、特に気をつけて忘れないようにしましょう。
自動車保険における結婚する際の配偶者間の手続き|名義について
等級を引き継ぐためにも、基本的に名義変更は必ず行いましょう。
結婚が決まったら、名義などを変更しなければならないものはたくさんあります。
免許証や住民票、金融関係の手続きと合わせて見直しするようにしましょう。
保険料を支払う人が変わる、もしくは苗字が変わる場合にその旨を保険会社に伝えて簡単な手続きを行います。
基本的には保険契約者本人が手続きしなければなりません。
ただし、保険契約者の等級が5等級以下の場合はタイミングを考えたほうが良いケースもあります。
事故などで5等級以下の等級になってしまっている場合は、そのまま等級が上がるのを待つという方法がベストな場合もあるのです。
自動車保険における結婚する際の配偶者間の手続き|等級について
同居している家族から自動車保険ごと引き継ぐ場合、等級をそのまま引き継ぐことができます。
入籍前の同居している段階で必ず手続きを済ませて下さい。
また、配偶者へ自動車保険を引き継ぐ場合も、等級の引き継ぎが可能です。
しかし、事故を起こしたことのある方だと、5等級以下である場合があります。
この場合、配偶者が自分より高い等級であれば、その等級を受け継ぐことはできません。
等級が低いということは、リスクの高い運転手ということなので当然ですよね。
5等級以下の方は等級が上がるのを待ちましょう。
イレギュラーなケースもありますが、基本的に等級は、家族間、夫婦間で引き継ぎが可能ということです。
自動車保険における結婚する際の配偶者間の手続き|運転者限定について
独身で自動車を所有している人は、ほとんどが本人限定で乗っています。
しかし、結婚すると、配偶者が運転する可能性がでてきます。
なので、運転者の範囲を変更しなければならないのです。
もちろん保険料は上がりますが、夫婦限定や家族限定など配偶者も補償できるものへ変更しましょう。
この手続をしておかなければ、配偶者が事故を起こした際、補償を受けることができません。
誰が運転するのかを限定しておくことで、結果的に自動車保険はお得になります。
実家と新居の両方に自動車がある場合は、これを機に両方の保険を見直しましょう。
実家の車をたまに運転する場合は、要注意です。
結婚して、実家での家族という枠からハズレた場合、実家の家族限定には含まれません。
この場合は実家の運転者限定を限定なしにするなどの対応が必要です。
自動車保険における結婚する際の配偶者間の手続き|年齢条件について
夫婦で年齢差がある場合は、忘れてはいけないのが、年齢条件の変更です。
基本的な年齢条件の種類は、年齢条件なし、21歳以上、26歳以上、35歳以上という具合に分かれています。
夫婦で運転する場合、若い方に合わせなければなりません。
例えば旦那さんが36歳、奥さんが25歳という年の差夫婦の場合、奥さんに合わさなければなりません。
この場合の年齢条件は21歳以上になります。
旦那さんが独身時代に加入していた自動車保険を引き継ぐとしたら、値段は上がることになります。
奥さんが26歳の誕生日をむかえたら、年齢条件の引き上げも忘れずに行いましょう。
基本的に26歳を過ぎると自動車保険はぐっと下ります。
自動車保険における結婚する際の配偶者間の手続き|まとめ
自動車保険における結婚する際の配偶者間の手続き、いかがでしたか?結婚が決まると、新居探しや結婚式に新婚旅行と楽しいイベントが盛りだくさんです。
しかし、山のような手続きが待っています。
効率的に終わらせてしまいましょう。
自動車保険の見直しは結婚が決まったらすぐに行って下さい。
事故を起こしてしまった時のために、忘れないように手帳にメモしておきましょう。