自動車保険の自然災害の補償で東京海上日動の場合について紹介をします。
大雨や強風のニュースが流れる度に「数十年に1度の規模」「観測史上最大」等という言葉を聞く機会が増えましたね。
2018年の表す漢字が「災」であったことからも、皆さん災害や防災に関して考えることが増えてきたと思います。
災害で被害に遭うのは、人体や家だけではありません。
洪水で車が流されてしまったり、浸水して動かなくなってしまったりと自動車にも被害が及ぶのです。
このような時、東京海上日動の自動車保険はどのような補償をしてくれるのでしょうか?
自動車保険の自然災害の補償で東京海上日動の場合|補償してくれない
自動車保険には、主に4つの補償があります。
相手方のものを壊した場合に補償する対物賠償責任保険、相手の人に怪我をさせた場合に補償する対人賠償責任保険、自分自身が怪我をした場合に補償する人身傷害保険、そして自分の車を壊した場合に補償する車両保険です。
他にも特約等のサービスがありますが、基本的には契約者の好みで補償内容を選んで契約できるようになっています。
そして、自然災害によって壊れた自分の車を保険金で修理するためには、車両保険への加入が必要です。
ですから、東京海上日動の自動車保険に加入している=自然災害でも保険金が支払われるというわけではありません。
車両保険なしで、自動車保険を契約することもできるからです。
よって、自然災害への補償は車両保険への加入が必須となります。
自動車保険の自然災害の補償で東京海上日動の場合|補償してもらうためには?
車両保険を契約していれば、台風・たつ巻・洪水・高潮等の自然災害で車が被害を受けた場合、保険金が支払われます。
車両保険には一般条件とエコノミー車両保険の2種類がありますが、そのどちらでも補償対象となります。
一般条件とエコノミー車両保険の違いは、相手方がいない事故(当て逃げやガードレールへの衝突)でも保険金が支払われるかどうかなので、自然災害は関係ありません。
ただ、地震・噴火・津波といった自然災害に関しては車両保険を契約していても補償対象外となります。
これらの自然災害も補償してもらうためには、「地震・噴火・津波危険車両全損時一時金特約」への加入が必要となります。
自動車保険の自然災害の補償で東京海上日動の場合|地震・津波・噴火等の自然災害も補償してもらうためには?
地震・噴火・津波に損害を被った場合は、本来保険金を支払わない場合=免責に該当します。
免責とは、保険会社が保険金を支払う責任を免れるというもので、自動車保険では他にもタイヤのパンク、故意による事故等が免責です。
これを特別に補償してもらうためには、「地震・噴火・津波危険車両全損時一時金特約」に加入すれば良いのです。
しかし、これに加入するには誰でもというわけではなく、車両保険の一般条件の契約者であることが大前提となります。
車両保険のエコノミーで契約している人、契約はしているけど車両保険を契約している人は保険料の見積もりさえすることができません。
自動車保険の自然災害の補償で東京海上日動の場合|地震等の自然災害の時どんな補償をしてくれるのか?
地震・津波・噴火が起こった時、車が壊れてその場に留まって動かなくなるのであれば「壊れた」「動かせない」を確認することができます。
しかし、津波で被害が大きい場合、車両が流されてしまって見つけられないこともあります。
そんな時でも、地震・噴火・津波危険車両全損時一時金特約では保険金を支払ってくれます。
50万円、もしくは車両保険金額が50万円以下の場合はその契約している金額と同額が支払われます。
このお金は特に使い道を指定されているお金ではないので、代車を購入するのに使っても良いですし、当座の生活費に使っても大丈夫です。
自動車保険の自然災害の補償で東京海上日動の場合|自然災害の時どんな補償をしてくれるのか?
自然災害で壊れた車の修理費を保険金で払うのは、最早当たり前のことです。
保険では、事故の内容・経緯によっては修理費以外にかかった費用も保険金として支払われます。
例えば災害で家から離れたところまで流されてしまった、飛ばされてしまった車を移動させるにはレッカーが必要になりますよね。
その場合のレッカー費用も負担してくれます。
金額にして10万円が限度ですが、10万円あれば近隣の修理工場までなら十分運べる金額です。
このように事故で直接被った費用ではないけど、間接的にかかった費用も保険金で支払われるのであれば、何かと出費の多い災害時でも費用の心配をせずにすむので助かりますね。
自動車保険の自然災害の補償で東京海上日動の場合|自然災害も安心できる
東京海上日動は、全国に事故対応サービス課を持つ国内トップクラスの保険会社です。
災害が起これば被災していない地域の社員が応援にかけつけ、現地の社員とともに事故対応や保険金支払い等の対応をしてくれます。
災害が起こると代理店も被災している可能性があり、すぐに動けるとは限りません。
その点東京海上日動なら窓口が閉まっている、電話が繋がらず全く対応をしてくれない等というトラブルは有り得ませんので、いざという時も安心ですね。