ソニー生命の学資保険の売り止めの内幕を知っていると、学資保険の選び方や注意点も分かります。
実はソニー生命の学資保険には、過去に驚きの好条件の保険もあり人気でしたが売り止めになってしまいました。
その理由は情勢と大きくかかわっています。
ソニー生命の学資保険は売り止めになる前が強い!?
学資保険も各社いろいろな商品を出しているので、比較して選ぶだけでも時間がかかります。
どうせ加入するなら手厚い補償や給付金の方がいいですよね。
支払った金額に見合っただけの内容で、できるだけ給付金が多い方がいいですし、できればプラスになって戻ってくれば嬉しいと思うのは親の本音でしょう。
そんな中で「ソニー生命の学資保険がいい」なんて聞いたことはないでしょうか。
確かに少し前までは、今となってはかなり破格の好条件の学資保険があったのです。
残念ながら今は存在していない保険のなのですが、どんな内容だったのか気になります。
ソニー生命の学資保険は返戻率が120%以上!売り止めになる前はお得過ぎた
以前まであったソニー生命の「学資保険スクエアⅢ型」は、支払い期間や条件などによって差が出るものの、最高でなんと返戻率が120%以上になる話題の商品でした。
預け入れた金額よりも多くなって給付されるので、子供の学費やいざというときのケガや病気だけではなく、貯蓄性も大きい魅力の内容でした。
ところが2015年の5月で売り止めになってしまいました。
当時は加入者も多く人気でしたし、決して希望者が少ないので売り止めというわけではありません。
せっかくの良い学資保険が1つ消えてしまったことは、選択肢が減ってしまって残念です。
ソニー生命の学資保険が売り止めだと経営不振なのか
売り止めの保険と聞くと、「支払いが困難になったのか」とか「縮小する傾向なのか」などと、保険会社の経営そのものを心配する方も出てきます。
ソニー生命も例外ではなく、当時は他の保険も大丈夫なのかという声も上がりました。
結果的に言えば、経営が苦しいなどの理由ではなく、その証拠にソニー保険の加入者数や取り扱い高などは日本でも有数です。
経営面で不都合が生じたための売り止めではなく、別の理由があってのことです。
ソニー生命自体は経営もしっかりとしていますし、収支もバランスがいいので安心できます。
他の保険や契約を結んでいる方は問題はなりません。
ソニー生命の学資保険売り止めは金融情勢そのものに合わなくなったため
保険で預かったお金は保険会社が運用して、収益を出しています。
大きな利益が出ればプラスにして還元できますが、そうはいかない時には元本割れになってしまうこともあります。
ここ最近は日本でも銀行の利息がほぼないに等しいくらい低いです。
また、世界を見ても不安定な情勢が続いていますので、運用しても利益が大きく出ない状況になっています。
当然、保険の給付金でもプラスにできるにも限界が出てきてしまい、返戻率が下がってきてしまいます。
120%以上を謳っていたソニー生命の学資保険スクエアⅢ型も、それだけのプラスを出すことが厳しくなってきました。
世の中の情勢と合わせた学資保険の内容に戻す必要があったので売り止めとしたのです。
ソニー生命の学資保険の売り止めは他人事ではない!他社でも返戻率低下
売り止めになってしまった学資保険スクエアⅢ型ですが、その前に契約をしていれば、契約は維持されるので続けることが可能です。
途中で解約してしまうと、返戻金は低くなってしまうので損をしてしまいます。
解約するよりかは引き続き契約を続けていく方がお得です。
また、ソニー生命と事情はどこの保険会社でも同じで、返戻率は低下してきています。
つまり、すでにソニー生命と契約をしている方が、返戻金が下がったから他社に乗り換えようとしても、他にいい保険が見つかるとは限りません。
学資保険全体で低下傾向なので、その中からでもメリットが大きい保険を探すことが重要になっています。
ソニー生命の学資保険の売り止めの背景!経済情勢が密接に関係している
保険選びというと内容と値段で決めてしまいますが、売り止めなどは世界情勢や経済状況によってどんどん変わります。
保険も影響を大きく受けるので、契約前に吟味するのはもちろんですが、都度見直しをすることも重要です。
その時に社会の情勢や他の会社の動きなども見れば、どんな流れなのかがわかり損することない学資保険を選ぶことができます。