がん保険は潰瘍性大腸炎でも入れる?潰瘍性大腸炎は指定難病の一つで、著名人では安倍晋三氏もり患している疾患です。
そんな潰瘍性大腸炎は大腸がんに移行するリスクがそうでない人に比べて若干高くなっているため、り患されている方の中でがん保険に入れないと考える人も少なくありません。
そこで今回がん保険は潰瘍性大腸炎でも入れるかについてお話しします。
がん保険は潰瘍性大腸炎でも入れる?入れる可能性が上がっている
大腸がんのリスクもあることから以前は潰瘍性大腸炎にり患すると、多くの方が考えるようにがん保険に加入することはほぼ不可能でした。
しかし、近年のがん管理の目覚ましい発達により、がんを発症しても軽度かつ軽費でがん治療を行うことができるようになったことなども寄与したこともあり、保険会社の商品開発を行うアクチュアリーと呼ばれるリスクや不確実性の分析、評価を行う専門職からもハイリスクとなる被保険者ではないと判断されるようになり、潰瘍性大腸炎にり患している場合であってもがん保険に入れるように審査がゆるくなってきました。
そう言った意味で、潰瘍性大腸炎にり患していてもがん保険に入れる可能性が出てきたのです。
がん保険は潰瘍性大腸炎でも入れる?判断基準は保険会社によって違う
潰瘍性大腸炎にり患していてもがん保険に加入できるという道は開けたものの、保険会社から見た場合リスクがないわけではなく一部の保険会社においては未だに加入できない場合があります。
つまり、がん保険の商品開発を行っている各保険会社によって判断する基準が異なるのです。
各保険会社によってがん保険の商品内容が異なりますから、いくらがんになっても補償の範囲が狭いので問題にならない会社もあれば、手厚い補償ゆえにがんになった時の損失が大きい会社もあるからです。
残酷ではありますが、保険会社にとって潰瘍性大腸炎にり患している人ががん保険に入ると儲かるか、儲からないかの判断をしている関係で判断基準が異なることすらあるということです。
がん保険は潰瘍性大腸炎でも入れる?より確実に加入するためには
保険会社の審査が会社ごとに異なるというお話をしましたが、そういった場合であってもがん保険に、より確実に加入するための方法をこちらも考える必要があります。
結論を言うと複数の保険会社に審査を申し込み、保険会社の対応を見るということがより確実に加入する方法と言えます。
この方法を取れば、一社断られても、もう一社、あるいはさらに別に一社が審査を通してくれる可能性があるからです。
複数の保険会社の審査が通ったら、そのうち自分に合ったがん保険を吟味すればいいわけですから、複数の保険を取り扱っている代理店などへ行き相談すれば確実です。
がん保険は潰瘍性大腸炎でも入れる?どうしても加入できない場合の手段
審査がゆるくなり、会社によっては潰瘍性大腸炎にり患してしてもがん保険に入れるようになりましたが、加入を希望している方が潰瘍性大腸炎でも特にリスクの高い方であったり、やや年齢が高めだったりすると、いくら緩くなったといっても加入できない場合があります。
年齢に関しては健常な方であっても審査が通らない理由になる場合も少なくありませんから、どうしても厳しくなってしまいます。
しかし、そんな場合であっても引受基準緩和型の商品であれば加入できる場合も少なくありません。
この最後の手段ともいうべき、引受基準緩和型の商品について次の項目でお話しします。
がん保険は潰瘍性大腸炎でも入れる?引受基準緩和型について
引受基準緩和型の保険は潰瘍性大腸炎にり患している方ががん保険に入る最後の手段です。
この商品は保険に加入する条件を緩和しているため、例え難病の潰瘍性大腸炎であっても加入できる見込みのある保険です。
ただ、デメリットもあり保険料がやや割高であったり、最初の一年はどんな病気やケガにり患しても通常の半額以下の補償しか受けられなかったり、付加できる特約が限られているなどの制約があります。
割高な保険料や期間限定ながら補償が半分、特約も制約がある(場合によっては入れない)ものの、がん保険に入れるのは大きなメリットですから検討する余地はあります。
がん保険は潰瘍性大腸炎でも入れる?諦めていたがん保険も加入できる
以前であれば加入が困難であった潰瘍性大腸炎の既往がある方も保険会社の判断基準の緩和や引受基準緩和型の商品の登場により加入が容易になってきました。
それでも、いくつかの制約や断られる場合もあるといデメリットはあります。
しかし、がん保険に加入できるようになったというのは大きな保障となりますから、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。