アフラックのがん保険で胆嚢ポリープの扱いはどのようなものでしょうか。
保険金の支払い対象になるか、加入時には告知の必要があるかを詳しく説明します。
胆嚢ポリープの内容や種類についても説明するので確認してみて下さい。
アフラックがん保険で胆嚢ポリープの扱い|胆嚢ポリープとは
胆嚢ポリープとは、胆嚢の内側にできた20mm程度までの隆起の総称です。
胆嚢は脂肪の分解を助ける胆汁を一時的に貯蔵し、食事の際に排出する働きを担う臓器です。
胆嚢ポリープのほとんどは無症状で、健診や人間ドックなどの腹部超音波検査で偶然発見されることがほとんどです。
胆嚢ポリープには、良性のものと悪性のものがあります。
胆嚢ポリープのほとんどは治療の必要のないコレステロールポリープですが、なかには悪性の胆嚢がんや腺腫など、治療が必要な病気もあります。
代表的な胆嚢ポリープの種類は、コレステロールポリープ・過形成ポリープ・炎症性ポリープ・胆嚢腺腫・胆嚢がんなどです。
アフラックがん保険で胆嚢ポリープの扱い|保険金の支払い対象になるか
胆嚢ポリープには良性と悪性のものがあります。
良性の胆嚢ポリープ(コレステロールポリープ・過形成ポリープ・炎症性ポリープ・胆嚢線腫)はがんではないので、支払い対象にはなりませんが、悪性の胆嚢がんは手術や治療が必要になり、がん保険の支払い対象になります。
良性の胆嚢ポリープで大きさが10 mm以内の場合は、特に治療の必要はありませんが、後に大きくなることもあるので、半年から1年ごとに検査し経過観察を行います。
最大径10 mm以上の胆嚢ポリープでコレステロールポリープの確診がなければ胆嚢摘出術を行います。
胆嚢腺腫は基本的には良性ですが、一部に異型細胞を伴い、がん化する可能性もあるので注意が必要です。
アフラックがん保険で胆嚢ポリープの扱い|告知書について
アフラックのがん保険では、告知書の質問項目に胆嚢ポリープの記載はありませんが、多発性ポリープ(ポリポーシス)に関する質問があるので該当しないか注意が必要です。
多発性ポリープやその疑いで、
- 治療中・検査中・経過観察中である
- 最近3ヵ月以内にその指摘をうけたことがある
- 過去5年以内に5個以上のポリープが発生している
- 5回以上の治療歴がある
かが問われています。
これらに該当するとがん保険に加入できません。
告知は正確に行わないと告知義務違反になる可能性があります。
胆嚢ポリープは良性の場合、経過観察のみで具体的な治療がなく、その存在を忘れてしまうことがあるのでくれぐれも注意して下さい。
アフラックがん保険で胆嚢ポリープの扱い|告知義務違反について
保険に加入するときは、保険会社が用意する告知書にて健康状態や既往歴等を正確に伝える「告知義務」があります。
故意または重大な過失により、事実を記入しない、あるいは事実とは異なることを告知した場合「告知義務違反」となり、発覚した場合は契約が解除されることがあります。
契約が解除された場合、保険金・給付金等は支払われません。
通常、被保険者の責任開始日から2年以上経過していた場合、告知義務違反があっても契約が解除されることはありません。
しかし、告知義務違反の内容が特に重大な場合は、詐欺による取り消しを理由として保険金・給付金を支払わないことがあります。
アフラックがん保険で胆嚢ポリープの扱い|胆嚢ポリープでもがん保険に入れるか
がん保険は基本的にがんに関する項目のみが告知事項のため、胆嚢ポリープを原因に加入が見送られる可能性は低いです。
しかし、前述の多発性ポリープの告知に関しては加入が見送られるケースがあるので、胆嚢ポリープと診断されたことがある場合は確認が必要です。
ちなみに他の保険の加入可否についても見てみましょう。
医療保険はポリープ未切除の場合は条件付き承諾、切除済みの場合は無条件で加入できます。
女性保険は胆嚢ポリープと女性特有の病気に関連性は低いため、問題なく加入できます。
死亡保険と介護保険は胆嚢ポリープの診察状況に関わらず加入できる可能性が高いです。
アフラックがん保険で胆嚢ポリープの扱い|まとめ
胆嚢ポリープは良性と悪性のものがありますが、ほとんどは治療の必要がない良性のポリープで、がん保険の支払い対象にはなりません。
アフラックのがん保険の告知書には胆嚢ポリープの質問項目はありませんが、多発性ポリープに関する質問があるので、該当しないか注意が必要です。
告知書では正確な情報を提供し、告知義務違反にならないよう気を付けましょう。良性の胆嚢ポリープであればがん保険に加入できる可能性は高いです。