日本生命のがん医療保険を取り上げ、給付金にスポットを当て解説していきます。
生活習慣病の1つとされるのが、がんでしょう。
多くの人ががん保険に加入しているようですが、商品によって給付金のあり方も様々です。
日本生命のがん保険で診断給付金を受け取るにはみらいのカタチが必須
日本生命でがんに関する保険で診断給付金を受け取るには、みらいのカタチに加入しなければなりません。
みらいのカタチとは複数の保険が組み合わさった保険であり、組立保険の一種です。
自分に必要な保険を選択することができ、効率的に運用できるとも言えるでしょう。
全部で13種類の保険があり、「死亡」「医療」「重い病気や介護」「老後、将来の資金」の4つのカテゴリーがあります。
がんに関する保険は「医療」と「重い病気や介護」にあり、それらに関する保険に加入しなければ、診断給付金を含めたがんにまつわるお金を受け取ることができないようになっています。
日本生命のがん保険の給付金の前にがん医療保険を知ろう
日本生命のがんに関わる保険には2つのものがあり、がん医療保険が該当します。
その名の通り、がんに特化された医療保険であり、3歳から74歳までの人が加入できます。
特徴としては、がんによる入院に対する保障であり、入院日数は無制限です。
一日でも一週間でも保険金を受け取れるということでしょう。
また、公的医療制度に関わる手術を受けた時も、手術給付金を受け取ることができます。
先進医療も対象ですが、給付金を受けられないこともあります。
さらに更新日等に終身保険に切り替えることができます。
健康状態に関係なく、当初の契約金以下の金額で契約することができます。
3大疾病補償保険も日本生命のがん保険の給付金前に
日本生命のがんに関わる保険には、がん医療保険のほかに3大疾病補償保険があります。
その名の通り、3つの病気が対象であり、「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」です。
がんになった場合、保険金の10%受け取ることができます。
また急性心筋梗塞と脳卒中の場合は、診断ばかりでなく手術の時でも保険金を受け取ることができます。
更新日等に、どんな健康状態でも終身保険に切り替えることができ、死亡時も死亡保険金の一部を受け取ることができます。
3大疾病は生活習慣病であり、日本の死亡原因のベスト3とも言われています。
加入することで安心感を得ている人も多いようです。
日本生命のがん保険であるがん医療保険と3大疾病保障保険の給付金
みらいのカタチに加入しなければ、がんに関わる診断給付金を受け取れないとすでにお話しました。
具体的にはがん医療保険のみでは、診断給付金を受け取れないということです。
これはあくまでがん医療保険が入院に関わる保険であり、診断を対象としていないからです。
ではどのようにすればいいのでしょうか？みらいのカタチは組立保険であり、自分で各種保険を選択するようになります。
がんに関わる診断給付金は、3大疾病保障保険によって行われます。
したがって、がんの診断給付金を受け取りたいのであれば、3大疾病保障保険にも加入する必要があります。
メリットとデメリットで見る日本生命のがん保険の給付金
日本生命のがんに関する保険についても、当然メリットとデメリットがあります。
それぞれ代表的なものを取り上げてみましょう。
まずメリットは、保険を換えられることです。
更新日等が対象ですが、がん医療保険も3大疾病保障保険も終身保険に切り替えができます。
またがん医療保険は入院無制限であり、3大疾病保障保険では診断でも給付金が受け取ることがメリットでもあるでしょう。
しかしデメリットとしては、いずれもみらいのカタチという組立保険として提供されているため、単独では加入できず、診断給付金が欲しければがん医療保険だけでは不可能な点です。
複数の保険に加入することになり、複雑な面があり、加入前にしっかり調べておくこともデメリットの一種と言えるでしょう。
自分なりの選択ができる日本生命のがん保険の給付金
日本生命のがんに関わる保険は、組立保険で提供されているため、単独では加入できません。
しかし自分で複数のものを組み合わせるため、一石二鳥のような運用ができます。
返戻率も比較的高めと見られているため、長期的には損をしない可能性があります。
しかし加入検討しているのであれば、事前にしっかり調べ、できれば専門家に相談してから契約すべきであるかもしれません。