非浸潤性乳癌と診断された人は、がん保険に入っていれば全額保障を受けられるとは限りません。
癌という名前が付いていても、3年生存率や5年生存率に大きな違いが出るのでがん保険の保障を受けられる基準は大きく変わります。
非浸潤性乳癌はなぜがん保険の適用を受けにくいのか
非浸潤性乳癌は、がん保険の適用を満額で受けにくいことがよく知られています。
がん保険は死亡保険とは異なり、医師から癌という診断を受けることや手術保障をまとまったお金で受け取れる保険です。
しかし、癌の全てが死亡に繋がるわけではなく、非浸潤性乳癌は3年生存率が高いために最初から悪性新生物とは保障内容に差を付けている保険会社が多くなっています。
がん保険がカバーする癌の種類として、上皮内新生物と悪性新生物の2種類が存在していて各保険会社では保障内容に独自性を見出している状態です。
上皮内新生物は悪性新生物よりも遥かに高い生存率を誇るので、最初からがん保険で得られる保障内容を低めにしてあります。
非浸潤性乳癌はがん保険では上皮内新生物扱い
がん保険において非浸潤性乳癌の保障が少ない背景として、非浸潤性乳癌は上皮内新生物という扱いになるからです。
非浸潤性乳癌は乳管内のみに癌細胞がとどまっている状態のため、基底膜への浸潤が起きていない段階のために上皮内新生物として完治しやすい癌と考えられています。
がん保険は入院給付金と診断給付金という2つの柱で構成されているので、死亡率リスクが高い悪性新生物とは異なる保障内容としているがん保険が多いです。
上皮内新生物を除去する技術が進んでいるため、非浸潤性乳癌に対するがん保険での補償額は低く抑えられているわけです。
非浸潤性乳癌はがん保険の中でも生存率が高い
非浸潤性乳癌は、がん保険の中でも3年生存率が高い理由として、発見後早期に手術が出来る態勢が整えられているからです。
非浸潤性乳癌を早期発見出来る医療技術の発達により、悪性新生物へと変化する前の段階で上皮内新生物のうちに切除出来ます。
がん保険の保険料を安く抑えるためには、生存率が高い上皮内新生物に対して悪性新生物と同じ金額の保障を行うことは出来ません。
保険料と支払い条件についてどのような違いを持たせるのかが、各保険会社の特色になります。
3年生存率が100%に近い非浸潤性乳癌に対して高い保証額を提供することは、保険量が高くなりすぎる原因となりかねません。
非浸潤性乳癌でがん保険を受け取りやすいアクサダイレクト生命
非浸潤性乳癌でがん保険金を受け取りやすいのは、アクサダイレクト生命の「アクサダイレクトのがん終身」と「アクサダイレクトのがん定期」です。
上皮内新生物に該当する非浸潤性乳癌は、手術給付金の受け取りを保険期間を通じて1回のみに制限しています。
悪性新生物の場合には手術給付金は毎回受け取ることが出来るので、手術給付金の受取額について差を設けないものの、受け取り回数を1回のみに制限するという狙いです。
いざという時に手術給付金を受けられることは好ましいですが、非浸潤性乳癌については過度な期待をすることなく必要な額のみ受け取れたら十分という考え方を求められます。
非浸潤性乳癌のがん保険としてソニー生命なら安心
非浸潤性乳癌でも満額の給付金を受取可能ながん保険を探しているなら、ソニー生命の「終身がん保険」を選択肢に入れると良いです。
7種類の給付金からなる構成は、上皮内新生物である非浸潤性乳癌と悪性新生物である内臓の病気に対して、同様の保障額を提供しています。
がん診断給付金について、入院給付金日額の100倍と0倍を選択出来るので、保障内容を充実させたいけれども保険料を抑えたい時に工夫する余地があるわけです。
また、低解約返戻金の特則を付けることで、保険料を大幅に引き下げることが可能になります。
高い保障内容を重視しつつも、がん保険に掛けられる金額が少ない時にソニー生命なら適したプランを選びやすいです。
非浸潤性乳癌に対応するがん保険は保障内容に注意しよう
非浸潤性乳癌に対応したがん保険は、保障内容が上皮内新生物として取り扱われる点に注意が必要です。
進行性の癌として知られる悪性新生物とは異なり、生命への危険性が低いために保障内容を減らして保険料が高くなりすぎない工夫が施されています。
上皮内新生物と悪性新生物の取扱いに差を設けている保険商品と同一にしている保険商品があるので、保険料を比較しながら決めると良いです。