アフラックのがん保険では、実際に支払い漏れや不払いがよくあるといううわさがあるようです。
保険会社から支払われるべき保険金が、不払いになることについてあまり考えたことがないと思います。
保険会社は契約に則ってきちんと支払ってくれるだろう、間違いはないだろうと思ってしまいがちです。
アフラックのがん保険不払いが多いは本当か
アフラックのホームページに、支払い漏れの件数と金額が年度ごとに載っています。
内部で発見したものと、外部つまり顧客からの指摘などで判明したものとあります。
内部発見はまだいいですが、外部からの指摘によって発見された支払い漏れが各年ともおよそ20件前後あります。
いずれも本来支払うべきであった保険金を支払っていなかったので、追加で適正な保険金を支払ったという報告になっています。
がん保険の契約件数NO.1とうたっているくらいですから、契約数が多くなれば、不払いや支払い漏れの件数自体も他の保険会社より多くなるのは普通のことでしょう。
しかし、年間20件前後のケースで、本来受け取れるはずの保険金が、外部の指摘がなければ受け取れなかったということは、件数としては多いのではないでしょうか。
アフラックのがん保険不払い|なぜ支払い漏れ?
なぜ支払い漏れが起こるのでしょうか。
支払い漏れは、本来支払うべき保険金を、何らかの理由で払っていなかったということです。
何らかの理由、それは手続き上の単純なミスもあり得るでしょう。
それに、約款など給付条件の解釈の間違いもあるかもしれません。
これに対して保険者や保険金受取人ができることは、契約内容を正しく理解をして、どのような状態になった場合に、いくら給付金を受け取れるのかをきちんと把握しておくことです。
そしてミスがないかどうか、確認することが大切です。
保険会社といえどもミスはする、ということが、アフラックの支払い漏れ報告でも明らかです。
アフラックのがん保険不払いになるのは?
保険金は、支払い条件に該当すると支払われます。
支払い条件に該当しない場合には、支払われません。
あるケースでは、皮膚がんで手術をしたのに、一時金が支払われなかったというものがあります。
これは、約款によると「がんにより入院したとき」に一時金が支払われることになっていました。
この方は日帰りで手術を受け、入院をしていないので、支払い条件に該当しなかったのです。
他には、告知義務違反があります。
保険契約時に保険会社から求められる告知事項について、事実を述べなくてはならないのに、うそを言ってしまった、などです。
アフラックのがん保険不払い|告知義務違反
告知義務に反すると一体どうなるのでしょうか。
保険契約に際して、契約者や被保険者は保険会社が求める告知書や医師の審査に対して、事実をありのままに告げなくてはなりません。
現在の健康状態や自覚症状があるか、過去の病歴など、保険金の支払事由が発生する可能性に関する重大な事項です。
告知事項について、わざとまたは間違えて、事実を告げなかったり、事実と違うことを告知していたときは、告知義務違反となり、保険会社はその契約を解除できます。
がんによる手術や入院が、契約が解除される前であったとしても、保険金は支払われません。
アフラックのがん保険不払いを防ぐには?
では、不払いを防ぐためにはどうしたら良いでしょうか。
これまでも述べてきたとおり、「保険の内容を正確に理解しておく」「契約時の告知事項は事実を述べる」ということです。
保険契約時には、保険会社は契約のしおりを契約者にわたす義務があります。
約款の中でも特に重要な部分を抜粋したものです。
また、保険商品の主な内容を記載した「契約概要」や保険金が支払われない場合などの不利益情報を記載した「注意喚起情報」などを手渡して、保険内容を説明しなくてはなりません。
いざという時にお金がもらえないのでは意味がありませんから、契約内容は納得いくまで確認した上で契約しましょう。
アフラックのがん保険の不払い|まとめ
自分が「お支払いできない場合」に該当するとは考えもしませんが、実際に不払いとなったらやりきれない思いを味わうでしょう。
「お支払いできません」と言われないように、加入時からしっかりと保障内容を確認し加入手続きも適正に行いましょう。
さらに、保険会社は間違えることもある、ということがわかりましたので、すべてお任せは通用しないということです。
不払いを防ぐ方法はいろいろありますから、自分や家族のために、対策を講じていきましょう。