がん保険の告知にピルの服用が含まれるか気にされている女性は多いと思います。
ピルはこれまで、がんや血栓のリスクがあるとマスメディアで不安を煽る報道があった医薬品ですからなおさらです。
しかし短期間のピルの服用が原因で、がん保険の審査に落ちることは滅多にありません。
しかし長期の服用では謝絶されるケースがあるのも事実。
ピル服用の告知が義務付けられる条件も含めて、がん保険とピルの関係に迫ります。
がん保険の告知にピルの事も必要?がん保険の告知義務とは何か
がん保険に申し込む場合、これまでの病歴を保険会社に報告する義務があります。
その目的は保険金を公平に負担するためと言われています。
悪意ある契約者が保険金目当てに自身のがんリスクを隠して契約した場合、そのリスクを他の契約者が不当に負担することになります。
保険会社はこのようなことが無いように審査の段階で契約者のリスクを同じ程度に保つ義務を負っているわけです。
もし告知義務を怠り、自身のがんリスクを隠して契約を結ぶとどうなるのでしょう?
その場合は契約後であっても告知義務違反を理由に強制的に契約解除される可能性が高いです。
払った保険金も戻ってきませんし、告知は正直に行いましょう。
がん保険の告知にピルの事も必要?がん保険はピルの告知も必要ある?
がんのリスク要因に関して保険会社に告知する理由は分かりましたが、ピルのようながんリスクが曖昧なものに関しても報告する必要があるのでしょうか?
保険会社は服用中の医薬品に関する告知義務を次のように定めています。
- 過去2年以内に病気の治療を目的として医師の診察を受け、被保険者証を利用して処方された医薬品
- 医師から処方され7日間以上服用した医薬品
この2つの条件を同時に満たす医薬品であれば、種類を問わず報告義務があるとされています。
日本においてピルは医師の処方箋無しで手に入れることはできませんから、服用しているなら必然的に最初の条件を満たすことになります。
あとは7日以上服用しているかどうかです。病気の治療のために服用しているのであれば7日以上服用しているでしょうから報告すべきでしょう。
がん保険の告知にピルの事も必要?がん保険の審査が緩い理由
ピルの服用がどれだけ審査に影響するかは心配ですが、そもそもがん保険の審査の厳しさはどの程度なんでしょうか?
がん保険は医療保険に比べて審査が通りやすいと言われますが、それには理由があります。
がん保険の審査では被保険者のがんリスクだけを評価すればいいからです。
医療保険のようにチェック項目が多岐にわたることがないので、審査も2週間足らずで終わります。
ピルの服用も医療保険なら静脈血栓塞栓症のリスクを正しく評価する必要がありますから告知義務は絶対ですし、調査も長引きます。
しかし、がん保険では血栓は保険の適用対象になりませんから、そのリスクを評価する必要がありません。
がん保険の審査が緩いと言われる理由は、このように他の保険より調査項目が少ないためです。
がん保険の告知にピルの事も必要?審査はピルを告知しただけで落ちる?
ピルが、がんリスクのある医薬品であることを知っている女性は多いと思います。
実際にピルは長期間服用するとがんになるリスクがあると言われています。
特に心配だと言われているのが子宮頸がんです。
ピルの服用により考えられるのはコンドームを利用しない性行為です。
これによってヒトパピローマウイルスの感染確率が上昇します。
このヒトパピローマウイルスは継続的に感染すると子宮頸がんを発症する危険性のあるハイリスクなウイルスです。
このため保険会社はピルを長期間に渡り服用している女性を謝絶するケースがあります。
しかし短期間の利用であれば服用事実があっても、それだけで審査に落ちることは稀です。
がん保険の告知にピルの事も必要?ピルの告知が不要なケース
がん保険の告知義務が発生するのは医師から処方されたピルを7日以上服用した場合です。
そのため海外で市販されているピルを業者などを利用し個人輸入して服用しているのであれば告知義務はありません。
また、服用していたとしても期間が7日未満であれば告知しなくてかまいません。
同じ薬品を服用しているにもかからず告知義務の有無に格差が生じるのは不公平感があります。
しかし現在のがん保険の枠組みでは、このルールに従うしかありません。
ただ、海外を中心にピルのがんリスクを再考する動きがありますから、それが日本にも波及すればピル服用が告知義務から外される可能性はあるでしょう。
がん保険の告知にピルの事も必要?服用を止めて時間をおけばピルの告知はしなくてもいい
ピルの服用は、がん保険の審査にそれほど大きなインパクトを与えるものではありませんでした。
長期間服用しているので無ければ保険契約の際に記述する問診票にピルのことを書いても、それだけで審査に落とされることはありません。
もし生理不順などで服用している場合は、症状を完治させて時間を置いてから保険に申し込むのが懸命です。