がん保険の進め方はどのように行えばいいでしょうか。
がん保険の、
- 検討
- 申込み
- 告知書
- 保険料の払い込み
- 待ち期間などの手順やポイント
について見てみましょう。
がん保険の加入または乗り換えを検討している人は是非チェックしてみて下さい。
がん保険の進め方解説:検討について
がん保険は各保険会社によって保障内容に細かい差異があります。
条件とポイントを押さえて自分に合う保険選びをすることが大切です。
診断給付金については初回だけでなく再発や転移の際にも給付される保険が良いです。
がんは一度治療しても再発や転移の可能性があり、2回目以降の治療は初回よりもお金がかかる傾向です。
通院治療については長期間に備えられる保険が良いです。
最近のがん治療は入院せずに通院で受けることが多く、数か月から1年を超えるような長期間になる場合もあります。
保障については一生涯続く終身タイプが良いです。
がんは60歳を超えて高齢になるほど発病する可能性が高くなります。
保険期間は定期タイプではなく、保険料が一定の終身タイプが良いでしょう。
がん保険の進め方解説:申込みについて
加入したい保険が決まったら、申込みをします。
その際には、保険会社に「申込書」「意向確認書」「告知書」の3つを提出する必要があります。
保険会社はこの3つの書類を元に、申込者の受け入れ審査を行います。
申込書では、
- 契約者の個人情報・印鑑
- 被保険者の個人情報・印鑑
- 保険料振替口座情報
- 契約プラン
- 特約
- 指定代理請求人
などの記入をします。
契約プランでは入院給付金日額や払込方法の選択もあります。
意向確認書は申込者が保険の内容を理解しているか、本人の意向に沿った保険であるかを確認するための書類です。
確認事項は「はい」か「いいえ」に丸をつけます。
全て「はい」になっていないと契約することができません。
がん保険の進め方解説:告知書について
告知書は被保険者の健康状態を保険会社に伝えるものです。
一般のがん保険は過去にがんに罹ったことがある人は契約することができません。
がん保険はがんに対する保障なので、がんに関係がないような病気やケガの場合には契約できる可能性があります。
告知すべき病気やケガがある場合は、全ての詳細を記入する必要があります。
過去に病気をしているのに告知書に記入しないと告知義務違反になり、契約を解除される可能性があります。
通常、被保険者の責任開始日から2年以上経過したら、告知義務違反があっても契約が解除されることはありません。
しかし、告知義務違反の内容が特に重大な場合は、詐欺による取り消しを理由として保険金・給付金が支払われないことがあります。
がん保険の進め方解説:保険料の払い込みについて
がん保険料の払込方法には終身払いと短期払いがあります。
終身がん保険は生涯保障が続くもので、保険料を生涯払い続ける終身払いが基本となります。
この終身払いを60歳払込みや65歳払込みという短期払いにする方法もあります。
60歳払込みは60歳までに終身分保険料を払い込む方法です。
保障は生涯続きますが、払込終了後は保険料の負担がありません。
短期払いのメリットは老後に保険料の負担がなく、経済的な安心を得られます。
終身払いでは長生きすると保険料の支払いを続けなければなりませんが、短期払いではその必要がなく長生きリスクに備えることができます。
一方、短期払いのデメリットは毎月または毎年の保険料が高くなること、保険の見直しが難しくなることがあります。
がん保険の進め方解説:待ち期間について
一般的ながん保険はすぐに保障が開始するのではなく、加入後3カ月は保障の対象とならない「待ち期間」が設定されています。
がん保険ではがんと診断されると治療前にまとまった給付金を受け取れるため、保険が悪用されてしまう可能性があります。
それを避けて加入者を公平に扱うため、様子見の期間として待ち期間が設定されているのです。
がん保険を乗り換える際には、手順とタイミングに注意してください。
まず、新しい保険に加入し、3カ月の待ち期間を経て保障が開始してから、古い保険を解約します。
先に古い保険を解約すると、新しい保険の審査に通らなかった場合、無保険になってしまいます。
また、新しい保険に加入後、3カ月の待ち期間も無保険の状態なので、この期間に古い保険を解約しないようにしましょう。
がん保険の進め方解説:まとめ
がん保険の進め方について、検討・申込み・告知書・保険料の払い込み・待ち期間などの手順やポイントを見てきました。
検討の際には、各保険会社によって保障内容に細かい差異があるので、条件とポイントを押さえて自分に合う保険選びをしてください。
申込みでは、申込書・意向確認書・告知書に正確に記入します。
告知書に間違いがあると告知義務違反となり、契約を解除される可能性があります。
保険料の払込方法には、終身払いと短期払いがあります。
双方にメリット・デメリットがあるので、内容を把握して払込方法を選んでください。
がん保険は加入後3カ月の待ち期間という保障の対象にならない期間が設定されています。
がん保険の乗り換え時には手順とタイミングに注意しましょう。