生命保険でL字型生命保険とはどんな保険なのか、生命保険への加入を検討しているなら知っておきたいところでよね。
このL字型生命保険は定期保険特約付終身保険のことを指しますが、実のところ評判はあまりよくありません。
そこでL字型生命保険について解説していきますね。
生命保険でL字型生命保険解説|概要
L字型生命保険とは、終身保険に定期保険を特約で追加した保険のことです。
保険料がそれほど高くないのに十分な保障を受けられるということで、とても魅力的な保険として一時期はとらえられていました。
保険料が安いのに保障は十分なのですから、悪くない生命保険に思えるのは当然ですよね。
ですが実際のところはトラブルが頻発してしまい、L字型生命保険の名称からとって「Lの悲劇」といわれてしまっているのです。
よくない保険だという認識が強まってしまいました。
主に更新の際にトラブルになることが多く、万能な生命保険とはお世辞にもいえないです。
生命保険でL字型生命保険解説|ネックは更新時の保険料増加
L字型生命保険がLの悲劇と呼ばれるようになった理由の1つが、更新時の保険料の高さです。
L字型生命保険に加入した場合10年ごとに更新をしていくことになるのが一般的なのですが、問題なのは更新時の保険料の高さです。
10年経過するごとに保険料が2倍近く増え続ける場合もあるというのですから、その保険料負担は看過できません。
その保険料の高さに驚いた契約者が解約し、しばらくしてから亡くなるというまさに悲劇も起こってしまっていたようです。
これでは生命保険に加入した意味がありませんよね。
更新時の保険料の高さが、L字型生命保険のネックです。
生命保険でL字型生命保険解説|高額保障にならないこともある
L字型生命保険は、残念ながら高額保障にならないこともあります。
それは60歳以上になってから定期保険の更新ができない場合です。
還暦を過ぎて死亡率は上昇していくわけですが、このタイミングで更新できなくて高額保障につながらないケースがL字型生命保険にはあります。
定期保険が終わればあとは終身保険のみの保障となりますので、人によっては万全とは言い難い保障になってしまうこともあります。
定期保険の特約ですからもともとそういう性質なのですが、この部分を勘違いしていた人にとってはまさに悲劇です。
高額保障を見込んでいた人は、あてが外れたように思えてしまいます。
生命保険でL字型生命保険解説|保険料と保障のバランスが難しい
L字型生命保険は、保険料と保障のバランスが難しいタイプの保険だといえるかもしれません。
パッと説明を聞いただけではそのデメリットをなかなか理解しにくいのですが、実際に加入した人からすればこの生命保険が必ずしもいい面ばかりではないと気付きます。
保険は保険料と保障のバランスがとれているかどうかで、満足感はまったく違ってきますよね。
L字型生命保険はすべてダメというわけではありませんが、安易に考えて加入を決めるのはよくないです。
本当に必要な生命保険なのかどうかをじっくりと吟味し、納得の上で加入することが後悔しないための考え方です。
生命保険でL字型生命保険解説|よく理解したうえで判断
L字型生命保険がLの悲劇と呼ばれるほどトラブルが頻発してしまったのは、生命保険の加入時の理解不足によるところが大きいとされています。
説明する側の説明不足が原因で勘違いや思い違いにつながってしまったのです。
また加入する側もあまり突き詰めることなく加入を決めてしまうなど、安直に考えていたケースが後々になって響いてしまっていました。
これらのトラブルは生命保険のみならずあらゆる保険につきまとう問題ですが、L字型生命保険の場合その傾向が特に強かったようです。
ですからL字型生命保険のきちんと理解し、そのうえで判断するのが賢明です。
生命保険でL字型生命保険解説|よく知ることが重要
L字型生命保険は、まずよく知ることがとても重要です。
L字型生命保険をよく知ることにより、メリットとデメリットがわかります。
生命保険への加入に焦る必要はどこにもありませんので、冷静沈着に落ち着いて考えなければいけません。
後から「こんなはずじゃなかった」と後悔しても遅いですから、そうならないように予備知識を備えたうえでL字型生命保険を検討したほうがいいです。