第一生命のインカムサポートワイドのデメリットについて解説します。
生命保険大手の第一生命は3大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)にも対応した特定状態収入保障特約であるインカムサポートワイドを取り扱っています。
この商品は契約者が特定の状態になった場合、年金または給付金を支払うというものですがメリットやデメリットがあります。
第一生命インカムサポートワイドとは?デメリットを話す前に
この商品、第一生命インカムサポートワイドのデメリットをお話しする前にこの商品の概要について触れてみます。
この商品は第一生命の保険ジャストに含まれるものです。
第一生命の保険ジャストとは様々な保障を自分の生活スタイルに合わせて組み立てる保険商品で、インカムサポートワイドとはこのジャストで選ぶことができる保障の一つで、三大疾病や要介護状態、身体障害状態に年金で、死亡に一時金で備えられられるという保証になります。
生存している限り最長10年間に渡って年金という形で支払われるというもので生活するための収入の補助として活躍が期待できる保障です。
第一生命インカムサポートワイドのデメリット
一見年金が出てお得に見える第一生命インカムサポートワイドですが、デメリットも存在します。
それは他の保険会社の三大疾病一時金特約でサポート出来てしまうため、わざわざ生命保険につける必要がない場合があるということです。
三大疾病になったり、特定の介護状態や身体障害になった時年金として支払われるというのがインカムサポートワイドなのですが、医療保険などでも近い状態をサポート出来るため、生命保険にわざわざそういった保障を付けなくとも家計保障や収入保障を別の保険につけても問題ないです。
このように他の保険でも代用できてしまうことや条件が限定的なのでかけてもそこまでメリットがないという可能性があります。
また特約という性質上更新がある点もデメリットに挙げられます。
第一生命インカムサポートワイドのデメリット以外の視点からのメリット
デメリットの話をしましたが、この第一生命のインカムサポートワイドはメリットもあります。
それは生命保険とセットで備える事ができる点や支払事由に該当したら、すぐに請求できる点です。
このすぐ請求できるというのがメリットで、通常は無収入の状態がしばらく続いてようやく支払いが行われるという形になります。
しかしこのインカムサポートワイドは事実が確定した時点で請求でき、しかも一括で支払われるためそこから備える治療や生活の支出にも耐えることができるのです。
更に金額が細かく設定できるため生活状況に合わせて金額が設定できるのもメリットです。
このように柔軟な契約ができて支払いが速いのがメリットと言えます。
第一生命インカムサポートワイドでデメリットにならない人
第一生命のインカムサポートですが、どういった方がデメリットにならないのでしょうか。
それは生命保険に未加入の方であったり、がん保険や医療保険のサポートが薄い状態の方です。
そういった方は万が一三大疾病になった際に保障が少ないため、経済的にも苦戦を強いられます。
しかし、そうなる前にこのインカムサポートワイドの特約に加入しておけばそういった事態を未然に防ぐことができます。
また申請も早い段階から行うことができるので、貯えがない方にもメリットが大きく、三大疾病になったらすぐに申請し、審査が通れば速やかに入金されますから、そういった方にもメリットがあります。
現状の保障が薄い方や万が一の貯えがない方にはメリットのある特約です。
第一生命インカムサポートワイドのデメリットを克服する
第一生命のインカムサポートワイドの特約ですが、デメリットを克服するにはどうすればいいでしょうか。
それは10年有期年金にすることです。
通常の他の保険による給与保障はかなり短期間しか利用できません。
しかし、この特約にすればかなり長期にわたって保障されますし、この特約に加えてに第一生命の保険料免除特約をつけると、三大疾病や要介護状態、身体障害状態に該当したら、一生保険料が免除されるというメリットも出てくるので、同じ第一生命保保険ジャストの保障内容をチェックし、組み合わせることで大変心強い保障になってくれます。
第一生命のインカムサポートワイドを利用するにはデメリットを見極める
第一生命のインカムサポートの特約は、他の保険と代用できる点や毎年更新しなければいけない点などデメリットもありますが、生命保険の保障が薄い方や貯えに余裕がない方にはメリットがありますし、10年有期年金にして同社の保険料免除特約もつけたジャストにすることによって大変厚い保障の生命保険にすることができるというポテンシャルを秘めた特約と言えます。