生命保険に加入していても、カテーテル手術は保障外と言われて保険金がおりないのではないかという不安があります。
なぜなら、カテーテルを使った手術が頻繁に行われるようになったのが、ここ数十年の範囲内だからです。
カテーテルを使った治療に対して生命保険では対応出来ないケースとはどのようなものがあるのでしょうか。
生命保険でカバー出来るカテーテルは手術に限定している
生命保険でカバー出来るカテーテルは、手術による治療に限定されているので、カテーテルと呼ばれる細い管を血管内に通して外科手術が難しい部位でも手軽に治療出来るメリットを一部保険ではカバー出来ていない現状があります。
カテーテルは血管内を細い管を通して心臓や臓器の手術を皮膚切開術に依らずに行うことが出来ますが、同時に検査目的で行われるケースがあるため名称がカテーテル手術と付いていても検査では治癒しないために生命保険がおりないことがあるわけです。
カテーテルを使った医療行為を受けて生命保険金がおりるのは、あくまでもカテーテル手術が治療目的で行われた場合に限定されます。
生命保険はカテーテル手術に対応したのを選ぼう
カテーテル手術に対応した生命保険ならば、約款に記載されている保障対象としてカテーテル手術による治療行為に限定されていることを明記しています。
生命保険の中には終身型のタイプが多いので、先進医療特約を付けていない限りは基本保障のみでカテーテル手術に対応していない可能性があるわけです。
そこで、定期的に見直しを行う際に先進医療としてカテーテル手術に対応出来ないかチェックしてみると良いでしょう。
なぜなら、皮膚切開を伴わないカテーテル手術ならば、入院日数を最小限に出来るので本来ならば生命保険会社にとってもメリットがあるからです。
生命保険会社にカテーテルには手術と検査があるのでカバーできる範囲を確認
カテーテルを使った医療行為には、手術と検査の2種類が存在するので、古い考え方をしている生命保険会社ではカテーテルを手術行為とは認めていないケースがあります。
実際にカテーテルアブレーションは、経皮的心筋焼灼術という立派な手術ですが、カテーテルを使っているというだけで検査と誤認してしまう生命保険会社の担当者も少なくありません。
医療技術の進歩に対応出来ない生命保険は、いざという時に役に立たない可能性が高いので、カテーテルを始めとする近年取り入れられている医療技術について保険金支払対象となるのか確認しておくことが望ましいです。
生命保険は治療目的のカテーテル手術なら対象になる
カテーテルを使うケースには、治療目的で行われる手術だけでなく、検査を行うための造影剤投入といった検査目的の利用があります。
生命保険の入院給付金と手術給付金については、治療目的の手術に限定して給付されることが多いので、カテーテル手術が治療目的であることを証明すれば保険金がおりる可能性が高いです。
特に心臓手術においては、足首付近の血管からカテーテルを挿入して手術を行えるので、心臓といった常時動かし続けなければならない臓器に対して有効な手術方法として注目されています。
治療目的のカテーテル手術が増えていることを認識している生命保険会社ならば安心出来ます。
30年以上前の生命保険はカテーテル手術に対応していない
カテーテル手術が一般的に認知されるようになったことは、ここ数十年の範囲内となっているので30年以上前の生命保険ではカテーテル手術に対応していない可能性があります。
なぜなら、初期のカテーテルで可能だったことは検査用の造影剤投入程度だったために、カテーテル手術を積極的に行える状況を当時の生命保険では想定していなかったからです。
終身型生命保険の中には、先進医療特約を追加することで補償対象となるケースもありますが、加入期間が長い終身型生命保険はカテーテル手術に対応しているか事前に確認しておかなければなりません。
生命保険会社にカテーテル手術が対応しているか事前に調べておこう
カテーテル手術が生命保険の保障内容に含まれるかどうか、生命保険会社に問い合わせればすぐに回答を得られます。
カテーテルを使った医療行為には、検査目的と治療目的の手術の両方が存在するので、治療目的の手術にカテーテルを使う場合に保障対象となる生命保険へ加入すると良いです。
基本保障でカバーできる場合と、先進医療特約を付けなければならない場合の2種類が存在します。