FTの手術は医療保険の対象になるのでしょうか。
不妊治療の一環としてFT(卵管鏡下卵管形成術)の手術を検討している方にとって、その費用が医療保険で保険金支払い対象になるかどうかは気になるところかと思います。
不妊治療=高額いうイメージがあるので、保険金支払い対象になると分かれば、金銭的にも精神的にも楽になるのではないでしょうか。
まだ医療保険に加入はしていないが現在不妊治療中である、これから不妊治療を検討している人も是非読んで知識を深めてください。
FT手術は医療保険の対象になる?FT手術をしたら保険金はもらえるの?
手術を受けたら絶対保険金をもらえるというわけではありません。
傷口を縫いあわせただけ、脂肪腫のようなできものを切り取ったような比較的簡単な手術では保険金の支払い対象になりません。
ですが、ほとんどの保険会社ではFTの手術を受けた場合、保険金の支払い対象となっています。
保険会社のHPによっては支払いの対象になる病名の一覧を掲示していたり、キーワードで病名を検索して対象になるかどうかを表示したり等明示しているところもあります。
ただし現存する全ての保険が支払い対象というわけではなく、過去に加入した医療保険だと対象外になっている例もありますので、「必ず」とは言い切れません。
FT手術は医療保険の対象になる?医療保険の対象になるFTはどんな手術?
FTは、卵管が閉じている、狭い等の理由で精子・卵子が卵管を通過しにくい状態にあるものを、カテーテルで広げることによって通しやすくする手術です。
手術自体は1時間もかからないので、希望すれば日帰り手術も可能です。
この手術を行ったからといってすぐに妊娠に結びつくわけではありません。
あくまで妊娠の可能性を高めるものであり、FTを行っても妊娠しない場合は体外受精等別途対応を考える必要があります。
FTの手術を行っている病院のHPを確認すると、費用は30~40万円程度となっており、病院によって価格差がありました。
医療保険の支払い対象になるとはいえ、費用を公開していない病院もありますので、術前に価格をしっかり確認しておきましょう。
FT手術は医療保険の対象になる?FT手術をしていると医療保険には入れないの?
よく病気をしていると保険に入りにくい、という話を聞きませんか?
実際、そうなのです。
保険会社は慈善事業ではありませんから、病気がちで契約したらたくさん保険金を支払いそうなリスクのある人には加入して欲しくないのです。
ですから、過去にがんになって治った人は再発の可能性があるからどんなに元気でも加入できないですし、健康診断で再検査を指摘された人は再検査に行ったのか?その結果どうだったのか?と詳しく聞かれるわけです。
FTの手術の経験がある=保険に加入できないではありませんが、保険加入時に記入する告知書には事実を書かないと正しく審査してもらえないので、ありのままを書きましょう。
FT手術は医療保険の対象になる?FT手術をしていると医療保険を断られるの?
告知書を記入した時点で契約が成立するかどうかは誰にも分かりません。
代理店は顧客から預かった申込書は告知書、場合によっては健康診断書のコピーを保険会社に提出し、保険会社の担当者が加入させて問題ないかをチェックします。
リスクが高い人は契約を断るか、割高の保険料でも良いから契約するかどうかの2択を迫られます。
健康な人でしたら問題なく契約が成立します。
とはいえ契約を成立させたいあまりに、手術歴を偽る等の嘘を記入すると、告知義務違反でいざという時お金がもらえない可能性もあります。
ここでテクニックとしてあるのが、告知書ではなく医師の面談を使って加入する方法です。
告知書だとあくまで書類上のやりとりになるので、契約者の今の健康状態を正確に判断できるとは言い切れません。
そこを医師をはさむことによって「この人は大丈夫」と判断してもらえれば、契約する確率も上がります。(逆に医師に診て貰って駄目というパターンもありますが)
とにかく、手術歴があるor手術の予定がある=保険に加入できないではありませんので、加入する前から諦めないでください。
FT手術は医療保険の対象になる?FT手術を受けたら医療保険金はどう請求すれば良いの?
代理店を通じて生命保険に加入している人は、代理店に連絡しましょう。
生命保険の証券が無くてもかまいません。
契約者名を告げれば、該当の契約をピックアップし、代理店が保険金請求に必要な書類を送ってきます。
送られてきた書類に入院期間を記入したり、必要書類(入院や手術を証明する書類、提出物は保険会社から指定される)を揃えたりして、返送すればそれで終わりです。
ただ、不妊治療等は非常にデリケートな問題ですから、顔見知りに書類を見られたくないという人もいるでしょう。
そんな場合でも、保険会社のコールセンターがあるので大丈夫です。
やることは同じで、書類の送り先が代理店から保険会社の窓口に変わるだけです。
複雑なものを準備する必要はありませんので、作業自体は簡単です。
FE手術は医療保険の対象になる?FT手術が医療保険の対象になることで救われる人がたくさんいます
不妊治療は金銭的に負担をかけるだけではなく、女性の肉体や精神にも負担をかけます。
成果が出ないことで長いこと苦しむ方も多いでしょう。
不妊治療のために仕事をやめられないという人もいるはずです。
医療保険の対象になるFT手術を受けることで妊娠できれば、お金の負担も減るだけではなく、治療が早く終わる可能性も出てきますので、一石二鳥ですね。