かんぽ生命では大腸ポリープの切除は給付金の対象となるのだろうかといった疑問を持ったことがあるかもしれません。
そもそも大腸ポリープがよくわからない、このような方もいらっしゃることでしょう。
大腸ポリープとは、給付金の対象となるのかについてそれぞれ解説していきます。
かんぽ生命の大腸ポリープ切除話の前に基本を知る
まずは大腸ポリープについて見ていきましょう。
大腸ポリープとはずばり大腸にできたできものです。
大腸というのは表面が粘膜でできているのですが、ここにできるのが大腸ポリープです。
基本的にはイボのように隆起した丸いものが多いのですが、たまに平たいものもあったり、サイズも数ミリという小さなものから3センチ程度にもなる大きなものまで幅広く存在しています。
大腸ポリープは大きく腫瘍性(しゅようせい)と非腫瘍性(ひしゅようせい)という2つに分けることができ、腫瘍性のポリープは放っておくとガンになってしまう可能性があります。
かんぽ生命で大腸ポリープ切除に対応するためには医療特約が必要
非腫瘍性の場合には処置をしないこともありますが、腫瘍性の大腸ポリープの場合、まだあまり大きくなっていないのであれば内視鏡手術によって取り除くことができます。
かんぽ生命でその手術を受けた際に給付金を受け取ることができるのは医療特約を付加していた場合です。
かんぽ生命には医療保険というものは存在していませんが、その他の基本契約に付加することができる医療特約があり、より安心を高めることが可能なのです。
特約の中には中途付加することが可能なものもあるため、もしすでにかんぽ生命に加入しているけれど特約は気にしていなかったという場合には改めて検討してみるのも良いでしょう。
かんぽ生命が対象としている大腸ポリープ切除手術とは
大腸ポリープを取り除くためには主に内視鏡を使って手術をしていきます。
代表的なものにはポリープに茎がある場合に用いられるポリペクトミー、平坦なものへの内視鏡的粘膜切除術、大きなものなどに使われる内視鏡的粘膜下層剥離術などがあり、それぞれポリープの状態によって使い分けられています。
基本的に内視鏡が用いられるものは6ミリ以上の良性ポリープやリンパ節へ転移する可能性がほぼないようなものですが、中には小さな良性ポリープでも形が平坦なものだったり悪性のものと区別がつきづらいものなどは内視鏡治療を行う場合もあります。
かんぽ生命では大腸ポリープの切除手術のみ適用
かんぽ生命の医療特約では、あくまで内視鏡を使って切除したときなど、大腸ポリープを取り除く手術をしたときのみ給付金が支払われる仕組みとなっています。
つまり、ポリープの疑いがあったり年齢的に気になったりして内視鏡検査を受けたという場合には対象外となってしまうということになるのです。
実は検査を対象外としているのはかんぽ生命だけでなく、一般的によく耳にする医療保険は大抵がそのような対応をしています。
もし手術だけでなく検査まで対象の保険がよいのでかんぽ生命は候補から外そうと考えているのであれば、そのような保険は少ない可能性もあるので注意が必要です。
かんぽ生命では対象外でも大腸ポリープ切除前の検査はおすすめ
かんぽ生命に限らず多くの医療保険で対象外となってしまう内視鏡検査ですが、それでも定期的に行っておくのがおすすめです。
と、いうのも大腸ポリープというのは大きなものであれば便潜血や鮮血便といった症状がありますが、小さなものにはそのような症状がほぼありません。
そのため早期発見するためには内視鏡検査をする他ないのです。
先に述べたとおり大腸ポリープは放置すると大腸がんになってしまうこともあります。
ポリープの状態であればすぐに治すことができますし、小さな大腸がんも内視鏡手術で切除することが可能です。
大腸がんで命を落とすリスクを考えると、多少の検査費用を払ってでも検査をしておくのがよいという考えに至ることができるでしょう。
かんぽ生命で大腸ポリープの切除に備える
大腸ポリープは内視鏡手術によって簡単に取り除くことができ、かんぽ生命の医療特約を付加しておけば手術をした場合給付金の対象となります。
医療特約は途中で追加することもできるため、少しでも気になったのであれば付け足しておくと安心です。
大腸がんになってしまう前に予防するという意味でも、医療特約を付加してポリープの切除に備えたいものですね。