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がん保険の生存給付金とは?

がん保険 生存給付金

がん保険の生存給付金とはどんなものかご存知ですか。

保険金を貰う時は、病気と診断された時、入院や通院をした時だけだと思っていませんか?

実は病気と診断されたり入院も通院もしていなくても、生きているだけでお金がもらえる、まるでお小遣いやご褒美のような保険があるのです。

それはどんな種類のお金なのか、どの保険会社で加入できるのか調べてみました。

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がん保険の生存給付金とは?

がん保険 生存給付金

生存給付金とは、保険の契約期間中、契約時に決めた期間内で被保険者が生きている場合に支払われる保険金です。

被保険者とは補償の対象となる人物のことであり、契約者と同じ名義の場合もありますが、異なる場合もあります。

例えば、契約者が親で子供が被保険者のような場合ですね。

インターネットや雑誌の広告でも女性向けの医療保険で「○年ごとにボーナスがもらえる保険」という宣伝文句を見たことはありませんか?

あれはまさしく生存給付金の一例です。

貯蓄と保障を兼ね備えているということで人気も高く、近年積極的に売り出されているタイプの給付金です。

医療保険と組みあわせているものがほとんどで、実はがん保険との組み合わせはないのです。

がん保険と生存給付金が一緒になっている商品はない

がん保険 生存給付金 たたずむ

インターネットで「がん保険 生存給付金」と検索してみてください。

大抵の保険会社のがん保険が、診断給付金、入院給付金、通院給付金、先進医療、抗がん剤、この5つの給付金で成り立っています。

がん保障と生存給付を同時に受けたい場合は、生存給付金がついているタイプの医療保険を選択することになります。

残念ながら既にがん保険を契約している人で、生存給付金がほしいという場合は、既にある契約を解約して新しい保険に乗り換えるか、重複するとわかったうえでもう1つ新しい契約を結ぶしかありません。

とはいえ生命保険は日進月歩ですから、将来的に生存給付金付きがん保険が販売されるという可能性はゼロとは言い切れません。

がん保険の生存給付金に近い?ソニー生命の生前給付保険

がん保険 生存給付金 ソニー生命

ソニー生命に、リビング・ベネフィットという保険商品があります。

被保険者が死亡・高度障害・がんと診断確定された等で保険金が支払われた時に保障が終了しますが、「5年ごと利差配当付年金支払特約」をつけることで、年金形式でお金を受け取ることができるのです。

これぞ、がん保障もあり、生存給付金もある2つを両立させた商品です。

メリットは長期間契約できれば何度も年金を受け取ることができること。

デメリットは、1度保険金をもらった時点で保障が終了する点です。

がんのように再発する病気で、2回目の給付金がもらえないのでは、いざという時に金銭的に苦しい思いをするはめになります。

がん保険の生存給付金に似た商品その1

がん保険 生存給付金 東京海上日動

東京海上日動あんしん生命で、がん診断保険Rという商品を販売しています。

RはreturnのRです。

70歳までに支払った保険料を、「健康還付給付金」もしくは「診断給付金」として受けとることができます。

返還分があるため、月々の支払い保険料は通常より少し高めになります。

ですが、仮にがんになったとしても、入院給付金、通院給付金、先進医療、抗がん剤の保険金をしっかり受けとることができますので、リターン分を期待して加入する人もいるようです。

70歳まで生きるとは気の遠い話かもしれませんが、超高齢化社会で70歳を超えても元気な人が多い時代ですから、それを目標に健康で長生きしようと思う人も多いのでは?

がん保険の生存給付金に似た商品その2

がん保険 生存給付金 アフラック

CMで有名なアフラック。

がん保険や学資保険で人気の高いアフラックですが、生存給付金に似たような商品を販売しています。

それが、健康応援医療保険です。

がんに特化した保険ではありませんが、がん等の重大疾病で入院した場合の医療費を最大120日まで補償してくれます。

注目したい点は、この保険が健康還付金付であることです。

契約後に健康診断の結果表を保険会社に送り、保険会社が健康と判断したら現金もしくはギフト券で支払った保険料が戻ってくるというものです。

あらかじめ支払われる金額が分かっている生存給付金とは違いますが、健康であればお金がもらえることで被保険者の健康へのモチベーションが高く維持されることから、生存給付金と似た役割を果たしているのではないでしょうか。

がん保険は生存給付金だけが決め手ではない

がん保険 生存給付金 給付金

生存給付金は確かに嬉しいですが、それががん保険の決め手になるわけではありません。

入院したら何日まで保障されるか、初期のがんでも保険金はもらえるのか、再発しても保険金はもらえるのか、そのような点ががん保険選びの争点になるかと思います。

生存給付金はおまけにすぎません。

保険は慈善事業ではありません。

契約者にたくさん支払うということは、その前に契約者からたくさんお金をもらうということです。

将来もらえる給付金を狙うあまりに、月々高い保険料を支払ったのに、給付金をもらう前にがんになってしまったら元も子もありませんよ。