明治安田生命の解約返戻がいつ戻ってくるのかは、保険の解約を考えた事のある方なら誰もが気になるところです。
いざ保険を解約した時に返戻金が振り込まれるタイミングを知っておけば、いつお金が返ってくるか分からないという不安もありませんしね。
そこで今回は、明治安田生命の解約返戻金がいつ返ってくるのか、またその金額や手続き手順などについて分かりやすく解説していこうと思います!
明治安田生命の解約返戻金はいつ返る?|金額編
原則として解約返戻金の金額は「契約者価格-解約控除金=解約返戻金額」という計算式に基づいて算出されます。
契約者価格とは、保険金の支払いに充てる責任準備金(加入者が積み立てるお金)から支払われた保険金を差し引いた残金の事を指します。
解約控除金とはいわゆるペナルティの事で、保険に加入する時に必要な契約費用の内、保険料払い込み期間中に回収出来なかった費用の事です。
この計算で返戻金を算出すると、加入者が支払った保険料が少ないほど責任準備金の金額も小さくなり、回収出来なかった契約費用が多くなります。
そのため、中途解約の場合は実際に支払った保険料よりも返戻金が少なくなっしまう場合もあるので注意が必要です。
明治安田生命の解約返戻金はいつ返る?|手続き編
明治安田生命の保険を解約する際は、以下の手順で手続きを進めていきます。
- 解約の申請をする
- 手続き用紙をもらう
- 必要書類を提出する
- 解約手続きが行われる
- 1週間ほどでお金が振り込まれる
手続きに必要となる書類は同社所定の「返戻請求書」と「本人確認書類(コピー)」の2点です。
記入用用書類は解約申請後に契約者住所まで郵送されるため、事前に明治安田生命のコミュニケーションセンターや担当者に解約したい旨を伝えておきましょう。
解約の申請は「明治安田生命コミュニケーションセンター」「支店の窓口」「担当者に連絡」の3通りの方法で行えるので、担当者に直接言いにくいという方は、コミュニケーションセンターや窓口にて手続きを行うのがオススメです。
明治安田生命の解約返戻金はいつ返る?|契約者貸付制度について
前項で軽く触れましたが、明治安田生命の解約返戻金が返ってくるのは、全ての手続きが完了して大体1週間後となります。
このように、手続きが滞り無く済めば割と早くお金が戻ってくる訳ですが、やはり解約はしたくないという方も居られるのではないでしょうか。
そんな時は「契約者貸付制度」を利用すれば保険を解約する事なく、すぐにお金を準備する事も可能です。
ただし、基本的に契約者貸付制度は貯蓄性の高い・掛け捨てでは無い生命保険が対象となる物であり、商品によっては利用出来ない物もあるので十分注意して下さい。
また、この制度で借りられる金額は解約返戻金の70~90%の範囲までで、保険の契約期間が短いほど借りられる金額も少なくなってしまいます。
明治安田生命の解約返戻金はいつ返る?|保険証券は必要か?
明治安田生命の解約返戻金の請求には、その保険に加入している事を証明する「保険証券」のが提出は規定されていません。
ただし、窓口での手続きなどで保険への加入状況を確認するために保険証券が必要となる事もあり、もし紛失してしまっていた時は先に証券の再発行をしなければいけない可能性が高いです。
保険証券の再発行は返戻金の申請と同じく「明治安田生命コミュニケーションセンター」「支店窓口」「担当者に連絡」の何れかの方法で連絡をし、書類への記入と返送を以て行えます。
とは言え、保険の解約手続きと同じような手間を増やしてしまう事になるので、保険証券は出来るだけ無くさないようにしっかり保管しておくのがベストです。
明治安田生命の解約返戻金はいつ返る?|注意点編
いざという時に便利な解約返戻金と契約者貸付制度ですが、中途解約の場合はあくまでも自分で積み立てたお金、つまりやがては返ってくるお金を少し損をして前借りをするという物です。
どうしても急遽お金が必要だったり、保険を解約しなければいけない状況であれば致し方ない部分はあるものの、長い目で見れば満期で返戻金を受け取る場合よりも損をしてしまう事は理解しておくべきです。
また、契約者貸付制度はローンと同じように単利・複利がかかるため、返済金額は借り受けた金額よりも大きくなります。
返済を怠ればどんどん利息が膨らんでいき、最悪の場合は保険の強制解約などもあり得るので、借入金の返済は滞る事が無いように心がけましょう。
明治安田生命の解約返戻金はいつ返る?|まとめ
明治安田生命の解約返戻金は、手続き完了から支払われるまでに1週間ほどと意外に早く、非常に便利な制度なものの、キチンと理解して利用しないとリスクも大きいです。
経済的な理由で保険料の支払いが難しいという場合には、保険内容の見直しによって保険料を安くする事も可能なので、そのような時は気軽に担当者やコミュニケーションセンターに相談してみましょう。