今回は、生命保険の不払い、支払い漏れが多い会社をランキング形式でご紹介します。
生命保険の不払いといえば、加入者にとっては致命的なことです。
せっかく加入したのに、なんだかんだ理由を付けられて支払いを拒否されたり、請求してもきちんと振り込みがなされないなどのトラブルは実はわりと多いものです。
件数だけではひかくできないところもありますが、一般的にこういった会社の保険に入るときは注意が必要です。
生命保険で不払いが多い会社ランキング
生命保険で不払いや支払い漏れが多い会社の1位は、アフラックです。
223件で3200万円の未払いがあるとされています。
2位はアクサ生命の61件、1600万円です。
アフラックの3分の1以下の件数で、金額も半分です。
3位は、メットライフアリコ生命の42件、1000万円です。
件数は、2位のアクサ生命よりも多いですが、未払い額は少ないです。
1件の金額がそれほど多くないためです。
4位としては、楽天生命の39件、500万円があります。
主に小口のトラブルが多い傾向があるようです。
5位には、第一生命の27件、2100万円がランクインしています。
6位以降には、日本生命、太陽生命、マニュライフ生命、明治安田生命、ジブラルタ生命などがあります。
生命保険で不払いが多い会社ランキング|アフラックその理由とは?①
ダントツで1位に入ってしまったアフラックですが、ネット型、低料金と謳った良い保険を販売していることでも知られ、加入者にとっては寝耳に水です。
ではアフラックの保険が未払いと言われる理由について少しみていきたいと思います。
アフラックの人気の商品のなかに医療保険EVERがあります。
EVERは、女性のがんを保障する保険で、補償金額や補償対象が手厚いことでも知られています。
この保険に不払いの報告がいくつかあります。
医療保険に加入して、三大疾病入院一時金特約に加入したのに、悪性腫瘍と診断されたにもかかわらず、特約の支払いを拒否されたという口コミなどがあります。
これは、医師の診断書の書き方や発見、治療過程でのことが契約内容の特例や条件外だったということがあるようです。
生命保険で不払いが多い会社ランキング|アフラックその理由とは?②
二つ目は、生きるためのがん保険Days1の不払いです。
こちらの保険も不払い事例が多いという報告があります。
保障内容は、初めてがんなった時や、上皮内新生物になった時の給付金があるのですが、治療処置を伴わない検査、検査入院は保険対象外なので、単なる検査のための通院や検査入院は対象外となることから、治療まえの検査や入院が対象外となってしまいます。
また、責任開始日前にがんが見つかった場合や、既往症の申告漏れなどによる未払いなど、様々な理由で支払いがなされないケースが多いのがこちらの保険です。
いくつかは、会社の責任というよりは、この保険の特性ということも言えます。
生命保険で不払いが多い会社ランキング|アフラックその理由とは?③
三つ目として多いのは、アフラックスーパー介護年金プランです。
支払い期間が最長10年間で、18歳から申し込め長い間補償期間が続くのがメリットです。
こちらの商品の良いところは、60代、70代でも加入でき、認知症や寝たきり状態になった時にも補償があるということです。
ただし、補償額は大変低いという声が多く、保険金だけで十分生活するほどのものではないので、蓄えを補う程度のものです。
ただ、18歳という早いうちから備えられるのがウリで、若くても事故や病気で介護が必要になった時には、無期限で補償されるのでお得なところもあります。
こちらの保険は、通常要介護2が支給条件となりますが、より介護度が高い、3か4が条件となりますので、請求しても支払われないのはそれも一つの理由となっています。
生命保険で不払いが多い会社ランキング|不払いに対策するには
このようにいくつかのケースをみてきましたが、実際にどのケースにおいても保険会社の責任というよりは、契約内容の条件の厳しさや、治療や検査過程が保険に含まれないという商品の特性などがほとんどの理由となっています。
確かに不払いといえばそうなのですが、一概に会社に不備があるとか、会社のサービスが悪いというようなことでも刺さ躁です。
それよりは、多少、過剰な宣伝広告が独り歩きして、いろいろな補償がついていると鵜呑みにして、蓋を開けてみるとおりなかった、そんな構図があるようです。
こういった場合、やはり契約時にしっかりと契約内容を確認する必要があります。
生命保険で不払いが多い会社ランキング|良い保険を選ぶことが大切
このように、顧客に誤解を与えたまま契約に持ち込むのはやはりフェアではありません。
会社だけの責任ではないとはいうものの、きちんとした説明責任も保険会社にあるのですから、わからないところは進んで質問するようにしましょう。
また、保険会社の中には、大変小さな字で欄外に但し書きがあるケースなどがあります。
こういったトリックにかからないようにできるだけ誠実な保険会社と契約するようにしましょう。