オリックス生命がつぶれないか気になっている人は、カタカナ生命保険会社が破綻しそうというイメージが先行しているからです。
しかし、オリックス生命はリース事業を本業に持つ金融会社をグループの核としているので、単体の保険会社よりも財務力が豊かだと知れば安心出来るでしょう。
オリックス生命がつぶれないか調べる方法
オリックス生命がつぶれないか調べる方法は、短期的な視点と長期的な視点の両方で検証すると良いです。
なぜなら、生命保険会社は大規模災害が発生すると保険金請求が急増するという特徴を持っているので、そもそも支払能力に乏しいと破綻するリスクがあるからです。
日々の保険金支払い請求が行われているので、毎年公表されるソルベンシーマージン比率で短期的な支払能力をチェックし、格付けにより長期的な総合力を参考にする必要があります。
2つの視点から生命保険会社を比較すれば、少なくともオリックス生命がすぐにつぶれない生命保険会社であることが分かるでしょう。
オリックス生命がすぐにつぶれないかソルベンシーマージン比率で確認しよう
オリックス生命がすぐにつぶれないか確認する目安として、ソルベンシーマージン比率があります。
ソルベンシーマージン比率は、突発的な保険金支払いが発生した時にどこまで支払余力があるか示すものです。
自己資本比率と準備金を含めた合計額から算出されるので、毎年公表する数値によりある程度短期的な支払余力を判断可能です。
オリックス生命の2018年3月期ソルベンシーマージン比率は1,566.6%という数値となっているので、200%を超えていれば支払余力有りと見做される中で1,500%オーバーの数値は日本国内11位という高い数値となっていて安心感があります。
オリックス生命がつぶれないか安心度合いは格付けも参考にする
オリックス生命がつぶれない安心度合いは、国内外の財務諸表や独自調査による格付会社の評価により長期的な安心度合いを参考に出来ます。
日本国内では5つの格付会社の評価が参考になりますが、オリックス生命自体でも格付投資情報センター(R&I)によるA+という評価を公式サイトで公表している状況です。
A+という格付けは、「保険金支払能力は高く、部分的に優れた要素がある。」という評価になっているので、比較的高い評価でありながら更に他の保険会社と比較して優れた要素を持っていることを表しています。
具体的な細かいポイントは財務諸表を読み解くスキルが必要になるので、格付け評価だけ参考にすれば十分でしょう。
オリックス生命がつぶれないかの理由は顧客満足度と保険の評価
オリックス生命がつぶれない理由は、生命保険商品だけでなく医療保険やがん保険についても顧客満足度と保険に対する評価が高い点を挙げられます。
ネット通販型の保険を多数販売しているオリックス生命は、対面型営業担当が付く保険営業とは異なり健康状態に自信があり手続きをしっかり自己完結出来る人だけが審査に通過するやや厳しい加入状況です。
加入者の質に重点を置いて引受可否を明確に線引きしているからこそ、保険金支払いがスムーズに行えて顧客満足度の高い評価に繋がっています。
最初から問題が含まれる加入者を入れない点もオリックス生命ならではといえるでしょう。
オリックス生命がすぐにつぶれないかどうか
つぶれない保険会社にオリックス生命が含まれるかどうかの判断は、比較的すぐにつぶれないという評価しか分かりません。
なぜなら、過去にソルベンシーマージン比率が200%を超えていた生命保険会社が破綻したことがあるので、毎年大きく数値が変化する支払余力だけを基準とすることはリスクが高いからです。
オリックス生命がつぶれないだろうという予測は、高いソルベンシーマージン比率と格付け評価の高さを複合的に評価した結果として現時点で得られるものであって、未来永劫同じ評価が続くものではありません。
定期的にソルベンシーマージン比率と格付けをチェックすることが望ましいです。
オリックス生命ならすぐにはつぶれないから安心感がある
オリックス生命ならば、すぐにはつぶれないという安心感をソルベンシーマージン比率と格付け評価により確認出来ます。
複数の格付会社による評価も参考にすれば、支払余力が十分にあるだけでなく財務諸表の状態が健全であると分かるでしょう。
保険会社を選ぶ際には、常に短期と長期という2種類の視点から総合的に判断することが望ましいです。