バセドウ病にかかった場合に保険の給付が適用されるのか気になる方も多いかと思います。
特に、30歳~40歳代の女性は発症する確率も高く気になるポイントになるかと思います。
そこで今回はバセドウ病に関して保険がどのように効いてくるのかを中心に紹介していきます。
バセドウ病は生命保険で給付金貰える?|バセドウ病ってどんな病気
先ずはバセドウ病がそもそもどのような病気であるかについて見ていきましょう。
これは、甲状腺ホルモンが過剰に作られる状態の甲状腺機能亢進症を起こす病気です。
特に女性の方が発症する確率が高くおよそ男性の5~6倍ほどの発症率をほこります。
年齢としては、20歳~50歳代の間に発症するリスクが高いですが、冒頭でも説明した通り30歳~40歳代での発症が最も多いです。
なお、このバセドウ病という名前は1840年にこの病気を発表したドイツのカール・フォン・バセドウという医師の名みちなんでつけられました。
イギリスではグレーブス病とも呼ばれます。
バセドウ病は生命保険で給付金貰える?|バセドウ病治し方
バセドウ病にかかってしまった場合にはどのように対処すればよいのでしょうか?一般的には、甲状腺ホルモンを抑える薬を投与する事で自然治癒を促します。
当然ですが、これが一番体への負担も軽いです。
完治するにはおよそ1年半から2年くらいの期間がかかるとされていますが、それでも治らない場合にはアイソトープ治療など手術を行う事になります。
アイソトープ治療は放射性ヨウ素を利用して治療をする方法で、1941年にアメリカで行われたのが発端です。
中には、白血病や甲状腺がんを起こすという事も言っている人がいますが、基本的には安全と考えられています。
なお、その他には手術療法と薬物療法があります。
バセドウ病は生命保険で給付金貰える?|バセドウ病で給付金は支払われる?
次に今回の主題であるバセドウ病の発症によって生命保険による給付がおりるのかどうかという点についてですが、結論からいくと病気を発症しただけでは給付金がおりる事はありません。
基本的には、入院や手術をしなければ対象にはならないのです。
この点を間違えて認識をしているともらえると思っていたはずのお金がもらえないという事に成増ので、あらかじめどういった場合にはお金が発生して、どういった場合には発生しないのかを知っておく必要があります。
あくまでも病気の発症だけではお金は発生しませんので注意をして下さい。
また、給付金を受け取れるからといって無理に体に負担がかかる療法を行うというのも理に反しているので、極力貰わない方向性で考えておいた方が良いです。
バセドウ病は生命保険で給付金貰える?|バセドウ病を発症してからでも保険の加入は可能?
そして、既にバセドウ病を発症した事がある人、またはバセドウ病を発症した人が次に保険に加入をする際に問題はないのかという点ですが、加入出来る可能性は落ちると言わざるを得ません。
とは言え、絶対に入れないというものではないため一刻も早く治してたとえ一時的にダメでも再度チャレンジするという事は大切です。
そして、今現在保険に入っており既にバセドウ病を発症した事があるという人はその保険がよっぽど酷い内容でない限りは解約をしない方が良いです。
というのも先ほど申し上げたように、一度バセドウ病を発症すると保険に加入しづらくなるためです。
バセドウ病は生命保険で給付金貰える?|バセドウ病と診断される前に
病気と診断される前に入る事によって病気になってからでは入れない保険に入れたり、保険料が安くなったりするため、そもそも論として目的をもって保険に入るのであれば早いにこした事はありません。
いざという時に入れないというのは精神的にもこたえますので、そうならないうちに手続きを打っておくのが確実です。
これは病気の有無もそうですが、単純に保険は年を取るほど保険料が高くなります。
なぜなら、それだけ病気やけがをして入院したり手術をするリスクが増えるため、保険会社としてもわざわざ保険金を払わなければいけない人を入れたくないからです。
バセドウ病は生命保険で給付金貰える?|まとめ
いかがでしょうか。
バセドウ病の仕組みとその解決方法、並びに仮にバセドウ病になってしまった場合には給付金が適用されるのかや、病気になる前となってからの保険とのかかわり方のポイントを説明してきました。
是非、今回の記事で紹介したような内容を肝に銘じて入ろうと思っている保険があるのであればなるべく早く、そして既に病気を発症しているのであればなるべく解約しないような動きを続けていってください。