生命保険で身寄りがない場合について紹介をします。
これから新規で生命保険に入ろうとしている方や、すでに加入しているのだけど見直しを考えている方で、独身で身寄りがないという方は、そもそも生命保険が必要なのかと疑問に思われている方もすくなくありません。
今回は、そのような方に向けて生命保険のメリットとデメリットについてお話します。
生命保険で身寄りがない場合の入るメリット①
身寄りがない方が生命保険に入るメリットとしては、もしもの時の備えになるということです。
生命保険は、なにも無くなった時のためのものではありません。
保険加入中に病気になったり事故にあったりしたときにも使えるものが多いので、亡くなった後残す人がいないからといってかけなくても、かけても損だと思わなくてもいいでしょう。
ただし、保険に掛ける割合は考えておく方がよいでしょう。
死亡保険を何千万とかけてもあまり意味がないので、死亡保険は亡くなったあとの手続きなどに必要なだけ残し、それ以外は生きているうちに起こることに手厚い保険を選ぶのがよいです。
生命保険で身寄りがない場合に入るメリット②
二つ目は、貯蓄がわりに考えるということです。
最近は、掛け捨て保険よりも、満期がある保険が増えています。
その分、保険料が高くなったりすることはありますが、そういった保険を選んでおけば、全く返礼がないというわけではありません。
もし満期が前に解約しても、返礼がある保険であれば、貯蓄感覚でためていって、満期前に解約するという方法もあります。
この場合、どれくらい目減りするのか計算して、目減り率が少ないものを選んでおけば生きている間に活用することもできます。
最近は満期になる前に解約したほうが得なるとか、かけた分とほぼ同額かえってくるものもあります。
生命保険で身寄りがない場合に入るメリット③
一種のお守りのような感じで加入しておくことも必要です。
よくあるのが、生命保険に加入している間はなぜか病気にならないという不思議なことがあります。
こういったことから考えても1本は独身の方でもはいっておくことをおすすめします。
ただし、身寄りがなく、結婚の予定がない方であれば、必要最小限の保険で大丈夫です。
高額の医療費がかかったとしても高額医療費で補填されますので、それほど先々を心配しすぎて今の生活を犠牲にすることはありません。
特に身寄りがなくて、生活がいっぱいいっぱいの方にとっては、将来の備えよりは今の生活のほうが重要ではないでしょうか。
ですので、入るとしても最低限のものでいいでしょう。
生命保険で身寄りがない場合で入らなくてもいい人
身寄りのない方で、全く生命保険が不必要だと思われるのは、十分に貯蓄があって、万が一の時はそれでなんとかできるという自信がある方です。
このような方は、敢えて少額の保険にはいって無駄なお金を使うよりも、蓄えの方に加算していくほうが有利です。
また、そういった方は、もし病気になったり怪我をしたりということがあっても、これまで貯めたお金を切り崩してその後やっていける計画性もあるのでしょうから、保険に頼る意義はそれほどありません。
少額の掛け捨て保険などは特に払い損ということになりかねませんので、無駄な出費を避ける意味でも見直しておくことをお勧めします。
生命保険で身寄りがない場合に入る時の注意点
もし、身寄りのない方が、それでも保険にはいっておきたいということであれば次のような保険をおすすめします。
一つ目は、死亡保険がついていない、あるいはついていたとしても極少額のものであるもの。
このような保険は生存中に手厚く保証がついているので、そのような種類のものを選びましょう。
死亡補償ゼロのものは、生命保険とは言えないのでないのですが、お葬式の費用ぐらいのものは探せばあります。
二つ目は、掛け捨てタイプでないことです。
これは特に身寄りがない方は、わざわざ保険に入るのであれば、貯蓄型のものを選んでおくと生きているうちに解約することもできるので、生かすことができます。
それなら貯蓄感覚で加入できますよね。
三つ目は、介護保険や養老保険への切り替えです。
このような保険のほうが、身寄りのない方には生命保険より適しているといえます。
生命保険で身寄りがない場合は本当に必要か?
このように身寄りのない方の生命保険の加入については、かなり賛否両論わかれるところですが、個人的には1本ぐらいはいっておくことをお勧めします。
ただし、死亡保険は最低限で、生きているうちの補償が手厚いもの。
さらに言うなら、途中解約の返礼率が高いもの。
このような保険なら身寄りのない方でも生きている間に有効に使うことができます。
あるいは自分に自信がある方は、貯蓄して万が一に備えるのも一つです。