医療保険で保険料1000円以下の保険で大丈夫?医療保険というと、ネット保険や実店舗を持つ保険、共済など様々な所から、あらゆる形の商品が販売されています。
1000円以下の保険商品もその一つです。
今回のそういった1000円以下の保険商品の安全性や保険商品の紹介をしていきます。
医療保険1000円以下の保険で大丈夫?
結論を言うとほとんどの場合大丈夫です。
日本は世界的に見ても公的社会保障が充実した国の一つであり、国民皆保険制度という医療費の多くを保険で賄うことができる制度があるからです。
確かに、保険適応外の先進医療制度や入院時の部屋代、食事代などはそう言った保障を受けることが難しい場合もありますが、低収入の場合や生活困窮の場合は部屋代や食事代なども公的な保障が受けられることもあるため、決して公的なものだけでは不十分ということはありません。
このように公的社会保障制度が充実しているので、1000円程度の保障であっても問題ないことが多いと言えます。
医療保険1000円以下の保険で大丈夫な理由|高額療養費制度とは
自費となる部分も公的な制度によってある程度カバーできるということはお話ししましたが、それ以外の方であっても高額療養費制度という制度が活躍します。
この制度は窓口負担分の金額が一定額以上を超えた場合、収入によってその一定額の示す金額は異なるのですが、よほど高収入の方でない限り、2019年現在およそ一月だけの場合はおよそ5~9万円程度、毎月高額となる場合はおよそ44,400円の窓口負担金を超える分に関してはその一定額を超える分が返金される仕組みになっています。
この一定額は収入が少ないと更に少ない金額となるので、返ってくる金額も大きくなります。
これは大きな保障です。
医療保険の保険料1000円以下の保険商品はあるの?
保険料が1000円以下の保険商品はあります。
気になる内容ですが、多くの商品は入院した場合に毎日数千円程度のお金が支払われるというものです。
自費負担となる入院時の食費や部屋代の補助として見た場合、かなり魅力的な商品と言えるかもしれません。
自費負担分は生活保護など余程困窮していない限り補助されないからです。
更に保障が欲しい場合は通常の数千円以上の保険料がかかる商品を組み合わせた方が良いかもしれません。
ただ、高額療養費制度などを使えば、貯金の範囲内で十分対応できる場合も少なくないため、基本的には1,000円程度の保険商品でもカバーできる範囲は広いです。
医療保険で保険料1000円以下の保険|民間保険会社
保険料1000円以下の医療保険ですが、民間の保険会社の場合、主に人件費を最大限カットして販売しているネットによる保険に多く見られます。
800円~900円/月程度で加入できる保険の多くはネットの保険会社です。
これらの内容としては、シンプルに該当する疾患(各保険会社によって異なります。)になって入院した場合、5,000円/日の保険金が支払われるというものです。
手術や通院の場合には対応していませんが、手術にならない入院に関しては特に強い味方になってくれる保険と言えます。
また、契約の内容によっては1000円以下の医療保険であっても手術時の保険金5万円程度が出る商品もあります。
ちなみに1000円をわずかにこえる商品に関しては、これらの保障に加えて手術を受ければ5万円程度の保険が支払われる仕組みになっています。
医療保険で保険料が1000円以下の保険|共済
共済とは、同じ都道府県の人同士や組織(農協や漁協、生協など)の人同士でお互いに助け合うという目的のもとに運営されている組織のことで、民間の保険会社のように利益を追求しない経営方針で、利益が出たら加入している方に返金を行うという団体が行う保険のことです。
この共済保険にも1000円以下の医療保険が存在します。
入院での保険金が2,000円/日となっていますが、長期入院の場合にも支払いが行われ(最大184日、民間の約3倍の期間)、怪我の通院にも対応しますし、手術も内容によって1~4万円程度の保険金が期待できます。
長期入院になる場合は、民間の保険会社よりも手厚いですし、共済の運営がうまく行っている団体であれば返戻金もありますから、より格安に入れる医療保険と言えます。
医療保険は1000円以下で大丈夫|まとめとして
公的社会保障制度が充実している現行の日本の制度であれば、例え入院時の保険金が2,000~5,000円程度であっても十分対応が可能です。
入院時の自己負担を完全にゼロにしたいのであれば、もっと手厚い医療保険という選択もありますが、その分月々の保険料が非常に高くなりますから保険料を払うつもりで貯金をした方が良い場合もあります。