生命保険の勧誘は、詐欺まがいの手法が多いことで知られています。
なぜなら、他の金融商品と比べて大人ならば誰でも勧誘員になれる程度の資格しか必要が無いからです。
厳しい試験に突破することなく生命保険の勧誘員になれるので、歩合給のためならば詐欺まがいの手法を用いても心が痛まない人が少なくありません。
生命保険には詐欺まがいの契約がつきもの
生命保険の勧誘を受けたことがある人ならば、詐欺まがいの勧誘に警戒心を持ったことがある人も多いでしょう。
かつては新入社員を狙って会社内に出入りする保険外交員がいたくらいですから、契約を取るためなら手段を選ばない人が少なくありません。
生命保険は歩合給の割合が高いために、代理店が独自の営業を行っています。
若者の人口比率が減少しても保険会社の数が変わらず自然淘汰が進んでいないために、人口比率が高い中高年を狙った生命保険未加入者や既存の契約者に対してインセンティブ報酬が高い商品への勧誘を行う流れが残念ながらあります。
生命保険で詐欺まがいのほど熱心に勧められる
生命保険の勧誘では、あくまでもお客様のためという詐欺まがいの手法が使われます。
ありがちな方法として、万が一○○があった時のためというもしもトークが行われます。
宝くじで1等に当選するようなほとんど遭遇することが無いにも関わらず、悲劇的なシーンを連想させて生命保険へ熱心に勧誘する姿から分かるように、生命保険の勧誘では非現実的なことを想像させて勧誘する詐欺まがいの手法が横行しているわけです。
生命保険には、メリットとデメリットの双方がありますが、メリットを8割デメリットを2割といった不公平な割合で話すことにより、好印象を与えて契約を迫ります。
生命保険で転換や下取りが含まれたら詐欺まがいを疑おう
生命保険へ現在加入中であっても、保険外交員は新規加入が獲得出来れば歩合給を多く貰えるので、詐欺まがいの手法として解約新規を狙われます。
生命保険には既存の払込金額に応じた解約返戻金を使った転換や下取りという契約が存在していますが、ただでさえ難しい生命保険の契約内容を正確に把握した上で転換や下取りによる乗り換えは難易度が極めて高いです。
耳障りが良いメリットだけ並べて転換や下取りを行うと生命保険の保障内容がグレードアップしてお得という話は、10年以上前から生命保険に加入している人にとって無意味なことだと知っておかなければなりません。
生命保険の保障積み増しは詐欺まがいの温床
生命保険の保証内容を積み増す勧誘は、詐欺まがいの手法として警戒しなければなりません。
なぜなら、生命保険には終身型と定期型という2種類の加入方法があり、終身型から定期型へ切り替えることにより、一時的に保障内容がグレードアップしたように見えますが、定期期間が切れたらきほん保障だけとなるのでかえって悪い条件となりかねません。
低金利かつ資産運用が厳しい現代では、転換や下取りにより乗り換えた場合であっても保険料が上がらずに済むことは滅多にありません。
貯蓄狙いの資産として生命保険を考えているならば、契約内容がいつの間にか定期型に切り替わってしまっていないか確認しなければならないわけです。
生命保険で詐欺まがいを防ぐには予定利率を確認しよう
詐欺まがいの生命保険への加入を防ぐためには、予定利率を必ず確認しておくと良いです。
バブル期に加入した生命保険ならば、予定利率が5.5%以上となっているので、近年の1.5%の予定利率と比較すれば遥かに高い好条件となっています。
転換や下取りを行って生命保険へ解約新規による加入をすると、せっかく高い予定利率で加入している権利を放棄してしまうことになるでしょう。
一度解約をしてしまうと、2度と同じ予定利率での加入が出来ないことから、生命保険の乗り換えは予定利率がアップする場合以外は慎重に考えなければなりません。
生命保険の勧誘は詐欺まがいが多い
生命保険の勧誘は、保険外交員による詐欺まがいの手法で行われる勧誘を見抜く必要があります。
少しでも分かりにくい点がある場合には、その場で契約せずにファイナンシャルプランナーといった生命保険に精通している人に相談すると良いでしょう。
生命保険への加入は、ライフプランが明確になっていて公務員といった安定した職業の人に向いています。