眼科でレーザー治療を受ける人にとって、加入している生命保険の対象になるかどうかは気になるところですよね。
公的な健康保険が適応になる手術であっても自己負担金はそれなりにかかりますから、保険金がもらえると助かりますよね。
今回は眼科でのレーザー治療が生命保険の対象になるかどうかを解説します。
眼科で受けるレーザー治療は生命保険の対象になる?
眼科で受けるレーザー治療は保険対象になるのでしょうか。
手術の種類にもよりますが、多くのレーザー治療が生命保険の手術給付金の対象になることが多いようです。
基本的に病気の治療を目的としたものが対象になります。
手術給付金の対象になるレーザー治療の例は、網膜光凝固術(レーザー治療)や緑内障に対するレーザー虹彩切開術などです。
レーザー治療は外来で受けられるものが多いのですが、入院を伴わない手術は生命保険の対象外になるのでは?と考える人もいることでしょう。
入院を伴う手術に関して手術給付金を支払うという契約もありますが、入院をしなくても手術給付金が給付されるタイプの契約もあります。
自分が加入している保険がどのようなものか保険証券などで契約内容を確認してみるとよいでしょう。
眼科のレーザー治療レーシックは生命保険の対象になるの?
眼科のレーザー治療として知名度の高いレーシックは簡単な施術で視力が回復するとして大変人気が高いです。
レーシック手術は生命保険の対象になるのでしょうか。
実は、最近加入した保険では保障の対象にならないことが多いのが現状です。
特に2007年4月以降に新たにに加入した保険では対象になっていない可能性があります。
2007年4月より後に契約する保険について、数多くの保険会社がレーシック手術を手術給付金の対象外と決めました。
現在ではほとんどの保険会社で、近視・遠視・老眼などの視力を矯正するためだけを目的とした手術は手術保険金の対象外としています。
2007年4月より前に加入した保険では対象になる場合もありますし、2007年4月以降加入であっても保険会社によっては対象になることもあります。
対象になるかどうかわからない時は、保険会社へ問い合わせをしてみてください。
眼科でレーザー治療を受けた場合は生命保険で手術給付金は何度でも給付される?
眼科でレーザー治療を受けた人が手術給付金を給付された場合、何度手術をしてもそれぞれについて手術給付金の対象になるのでしょうか。
手術給付金の対象となる手術であっても、大抵の保険には60日間で1回の給付という制限があります。(最初の手術を受けてからその日を含めて60日以内)
したがって手術後短い期間をあけて再度手術を行った場合、前回手術から60日以内に次の手術を行った場合でも手術給付金の対象になるのは1回分のみです。
同じ病気で右眼と左眼を別々の日にレーザー治療を行うケースも多数あると思いますが、60日以内に両目の治療を行った時にもらえる給付金は1回になります。
眼科でレーザー治療が加入している生命保険で対象になるか確認する方法
レーザー治療を受けたけれど、実際自分が受けた手術内容では加入している保険では対象になるのか…。
迷った場合は、加入したときにもらった保険のしおり・約款を見るといいでしょう。
しおり・約款とは加入した際に保険会社からもらえる冊子(最近ではCD-ROMもあり)のことで、保険金が対象になるかならないかなど約束事が書かれたものです。
複雑すぎて読んでもわからない時は保険会社へ問い合わせをするのが早いです。
問い合わせをする前に、正式な「病名」と「手術名」をあらかじめ病院で確認をしておくことをおすすめします。
保険会社が手術給付金の対象になるかどうかは、どういう病気に対してどのような方法の手術をしたかで決まります。
あいまいな病名や手術名では判断できませんので、病院できちんと確認しておきましょう。
眼科でレーザー治療をした人が生命保険会社へ提出する診断書はコピーでもいい?
保険会社へ問い合わせをして手術給付金の対象になるとわかったら保険金の請求をします。
手術給付金の請求をするには必ず診断書を提出しなければなりません。
複数の保険会社へ請求する場合、診断書は全ての会社の分を取り寄せなければならないのでしょうか。
実は2つ以上の保険会社へ請求する場合、他の1社へ提出する診断書のコピーでも対応してもらえる可能性があります。
診断書は病院で担当医師に記入してもらうのですが、代金が3千円~2万円程度かかるのでコピーの提出でもよければ診断書代が節約になります。
しかしながら、必ず対応してもらえるわけではありません。
診断書を病院で書いてもらう前にそれぞれの保険会社へ診断書のコピーでも対応してもらえるか確認してみましょう。
眼科でレーザー治療をした場合の生命保険についてのまとめ
眼科でレーザー治療をした場合、病気の治療を目的とした施術は生命保険で手術給付金が給付される可能性が高いです。
視力矯正のみを目的としたレーシックは最近の保険では補償の対象にならないことが多いですが、昔から入っている保険では対応してもらえるかもしれません。
どのような場合も「これは生命保険の対象になるのかな?」と迷った時は、悩まずに保険会社へ問い合わせをすることをおすすめします。