顔面神経麻痺の治療歴があると医療保険に入れない可能性がでてきます。
ただし、顔面神経麻痺と一言で言っても治りやすいものも存在し、回復が順調で再発の恐れが少ないと判断された場合は保険の加入が可能です。
逆に治療が難しい中枢系の顔面神経麻痺の場合は加入ができないことが一般的なため注意が必要です。
顔面神経麻痺の種類によって医療保険に入れるかは大きく変わる
顔面神経麻痺は医療保険の対象になり、治療費などが支給されるケースがあります。
しかし、保険が降りるという事は保険の再加入などが難しくなるということでもあります。
過去に顔面神経麻痺にかかったことがある場合は保険の審査を通らない場合があるのです。
重要なのは顔面神経麻痺の種類と再発の恐れがあるかどうかです。
顔面神経麻痺の多くは突発性のものであり、しっかりと治療すれば治るものになっています。
ただし原因不明で顔面神経麻痺も存在するため、再発の恐れがあるかどうかが保険の審査に大きな影響を与えるのです。
脳神経の圧迫によって生じた麻痺などは完治の可能性が低いためわけて考える必要があります。
顔面神経麻痺になっても医療保険に入れるケースは
顔面神経麻痺になっても、経過が良好で再発の恐れが無ければ医療保険に入れる場合があります。
代表的なものがベル麻痺で、末梢性麻痺に分類されます。
突発的に顔面が麻痺するのが特徴で、病院側から無いことが良いのもポイントになっています。
しかし、治療を受けることで改善する可能性も高くなっています。
検査をすることでどの程度の再発の恐れがあるかもチェックできるのも特徴です。
再発の恐れが無く、完治から時間が立っている場合は医療保険にも入れる可能性があるのです。
保険加入時の申告が必要な範囲から外れることも多くなるのです。
中枢系の顔面神経麻痺は医療保険に入れないのが一般的
顔面神経麻痺でも中枢系の者になると医療保険に入れないのが一般的になります。
中枢系の麻痺は脳血管の疾患や脳腫瘍など、神経の圧迫を主な原因として発生します。
再発の恐れがあるほか後遺症が発生する確率も高いため、医療保険には入れないのが一般的なのです。
脳出血などの重大な疾患があると入れない医療保険は珍しくないため、かかってから医療保険に入る事は難しくなります。
完治が確認されてから時間が立っている場合はやはり加入の可能性がでてきますが、抹消系の顔面神経麻痺と比べて大幅な制限がかかることが多くなります。
完治が難しい病気が多いのもポイントになってきます。
顔面神経麻痺後に医療保険に入るためには
顔面神経麻痺後に医療保険には入るためには、末梢神経が原因の顔面麻痺か中枢神経が原因の神経麻痺かしっかりと切り分ける必要があります。
一般的に末梢神経の顔面神経麻痺は眉毛が動かせ無くなるなど、表面の筋肉が動かせなくなるのが特徴です。
顔以外の麻痺がないのもポイントで、どこが動くかでチェックが行われることがあります。
過去の病歴で中枢神経が原因の麻痺と区別がつきにくくなることがあるため、医師の診断が必要になります。
中枢系の顔面神経麻痺の場合は顔以外の場所にも麻痺がおきやすいことや、眉毛が動かせるなど大きな違いがあります。
顔面神経麻痺後に医療保険には入れる場合は保障範囲のチェックも
顔面神経麻痺後に医療保険に加入する場合は、保障範囲のチェックも必要になります。
末梢性の顔面神経麻痺が原因で予後も良好で再発の恐れもない場合は一般的な医療保険に加入できる可能性があります。
しかし、再発の恐れなどがある場合はそれだけ保障の範囲が狭くなる可能性が高く、保険の金額にも影響がでてきます。
中枢性の顔面神経麻痺の場合は、治る見込みがあるのか、再発の恐れがないかどうかは厳しくチェックされます。
完治が確認され、年単位で再発がない場合は加入できる様々な保険に加入できる可能性があります。
ただし、再発に関しては保障が受けられないなど条件がつくこともあるため、内容はしっかりと確認する必要があるのです。
顔面神経麻痺でも医療保険には入れる場合があるが注意が必要
顔面神経麻痺でも完治して時間がたてば医療保険には入れる可能性があります。
しかし、末梢性と中枢性では大きな違いがあり、再発リスクなどがあれば保障の範囲や条件などが変わってくるケースもあります。
一般的に末梢性の顔面神経麻痺で完治後から年単位の時間がたっていればハードルはかなり下がるため、保険の営業担当者などに聞いてみるのもおすすめです。