生命保険で骨折やひびをカバー出来るなら、金額の多少に関わらず身近に生命保険の良さを実感出来る部分となります。
しかし、生命保険は死亡保障が主契約となるので、どのような条件の時に骨折やひびに対する保障を受け取れるのか確認しておかなければなりません。
生命保険で骨折やひびが保障される条件
生命保険で骨折やひびが保障されるためには、生命保険ならではの主契約と特約により保障範囲が異なる点を理解する必要があります。
主契約で保障される範囲内には、基本的に入院と手術に対する保障であって、通院に対してはカバーされません。
医療保険とは異なり通院に対する保障や骨折とひびに対する直接の保障を得るためには、予め対応した特約を結んでおくことになります。
生命保険は特約により保障内容を手厚くすることが出来るので、払込保険料との兼ね合いで付帯可否を判断可能です。
骨折とひびは部位により入院を伴わずに処置が出来ることもあるので、生命保険会社との密な連絡が必要です。
生命保険で骨折とひびの特定損傷特約でカバー出来る
骨折とひびは、生命保険に付帯出来る特定損傷特約によりカバー出来ます。
特定損傷特約は、不慮の事故による骨折・関節脱臼・腱の断裂に対して事故発生時から180日以内に治療を開始した費用に対して保険金を支払い可能です。
骨折とひびだけでなく、関節の脱臼や腱の断裂といった歩行や日常生活に一定期間支障が出る部位に対する保障を行います。
生命保険の基本契約では入院と手術に対する費用のみが保障範囲となりますが、特定損傷特約ならば保険会社により通院に対しても保障が得られる点が異なります。
どの範囲まで特定損傷特約でカバー出来るかは、保険会社により異なるので特約を付ける際に確認しておくと良いです。
生命保険で骨折とひびは区別されない
生命保険により保障される骨折とひびは、主契約と特定損傷特約に関わらず骨折とひびを区別しません。
なぜなら、入院・手術・通院といった実際の治療に必要な範囲内で保険金支払を行うので、医師ではない保険会社が骨折とひびを医学的見地から個別に判断して保険金額を変えることが出来ないからです。
保険金支払いには医師の診断書が必要になりますが、あくまでも骨折内容ではなく起きた結果に対して医療費支払いに充てるために支給されると考えれば分かりすやいです。
骨折とひびは治療内容に大きな差が出ない共通部分が多いので、敢えて区別せずに医療費支払いに重点を置きます。
生命保険で骨折とひびは基本保障で手術と入院のみ
生命保険の基本保障では、骨折とひびは手術給付金と入院給付金という形でのみ保障されます。
通院に対しては保障されることが無く、入院についても日帰りや1泊2日程度では保障対象外となるケースも多いと知っておかなければなりません。
あまりにも軽微な医療行為については、基本保障の免責事項に該当するので保障対象であっても実際の給付金が出ないことも多いわけです。
ひびの治療に関しては、通院のみというケースもあるので特定損傷特約を付けておくことにより通院に対しても保障が得られることを期待する必要があります。
個別に特定損傷特約を付けておけば、保障範囲を広く出来ます。
生命保険で骨折とひびの保障内容が異なる
生命保険により骨折とひびに対する保障内容に違いがあることは、各保険会社が考えている基本保障と特定損傷特約の考え方が違うからです。
生命保険の主契約はあくまでも死亡保障であって、長期入院や大病に対してのみ保障内容に加えることで総合的な保険という位置づけをしています。
個別に医療保険相当の保障を期待するならば、骨折とひびに対しては特定損傷特約を付ける必要があるわけです。
免責事項について各保険会社により条件が様々なことから、骨折やひびが発生した時に給付金としてどのようなものが受け取り可能か事前に確認しておくと良いでしょう。
生命保険で骨折やひびをカバーする方法を知ろう
生命保険で骨折やひびをカバーするためには、基本保障と特定損傷特約の関係を理解しておく必要があります。
骨折とひびが発生すると日常生活に支障が出てしまうので、完治するまでの日常生活をサポートするために保険が果たす役割は大きいです。
基本保障でカバー出来る部分と特定損傷特約が必要になる部分を把握しつつ生命保険に加入すれば、いざという時に慌てずに済みます。